西地区首位の琉球ゴールデンキングスに挑んだ京都ハンナリーズが、2戦目で会心の勝利を手にした。1戦目はジョシュア・スミスがわずか7得点に抑えられ、第4クォーターに突き放される19点差の完敗。加えて永吉佑也が負傷で2戦目を欠場する事態となったが、浜口炎ヘッドコーチは伊藤達哉と綿貫瞬のポイントガード2枚をスターター起用。その2人が相手ディフェンスをかき回し、第1クォーターで15点差のリードを奪うと、その後も晴山ケビンらの活躍で20点差の快勝を収めた。琉球とは未だ7勝差だが、追い上げへの手応えをつかむ貴重な1勝だ。
一方、新潟アルビレックスBBは中地区最下位の横浜ビー・コルセアーズに痛恨の1敗。1戦目の第1クォーターで17点ビハインドを背負い、ラモント・ハミルトンの20得点などで追い上げるも5点届かず。21ターンオーバーはあまりにも多すぎた。2戦目はターンオーバーを10個にとどめ、7点差でかわしている。
2ガードでの戦い方に光明を見出した京都に対し、新潟は昨季から五十嵐圭と畠山俊樹の2ガードが武器の1つ。強力なインサイドプレーヤーを抱える両者だが、見応えのあるトランジションゲームも期待できそうだ。
文=吉川哲彦