■三遠ネオフェニックスvs京都ハンナリーズ(@豊橋市総合体育館)
第1戦:10月6日14時5分~、第2戦:10月7日14時5分~
豊橋市総合体育館で行われる開幕節は、三遠ネオフェニックスvs京都ハンナリーズの一戦。両チームは昨季も開幕戦で顔を合わせ、京都が80-62、65-63とホーム2連勝を飾っている。
三遠は昨季、一時チャンピオンシップ出場を射程圏内に捉えながらも、シーズン終盤に失速。残留プレーオフ出場争いにも巻きこまれ、25勝35敗の中地区4位と振るわなかった。
Bリーグ3年目を迎えるにあたり、三遠一筋の大口真洋が現役引退、6シーズン在籍の大石慎之介が地元クラブのヴェルテックス静岡へ移籍と、旧リーグ時代からチームを知る2人が去った。ただ、スコアラーの菅野翔太が福島ファイヤーボンズから、司令塔の渡邊翔太が島根スサノオマジックから加入。B2リーグで実力をつけて這いあがってきた2選手のほか、滋賀レイクスターズに2季在籍したシューターの長谷川智伸、延岡学園高校、東海大学で活躍した元九州電力アーティサンズの寺園脩斗も新たに加わった。外国籍選手はロバート・ドジャー、シャキール・モリス、ウィリアム・マクドナルドの3人体制。アーリーカップではドジャーを固定した上、モリスとマクドナルドを1試合ずつ起用している。
一方の京都は34勝26敗の西地区2位でレギュラーシーズンを終え、チャンピオンシップはクォーターファイナル敗退。とはいえ、最終的に優勝を飾ったアルバルク東京を相手に善戦し、粘り強さを見せた。
ブレイクした伊藤達哉や晴山ケビンなど8選手が残留し、昨季の韓国リーグで1試合平均26.1得点11リバウンド2.2ブロックの成績を残したデイヴィッド・サイモンを新たに獲得。1試合平均16.8得点9.4リバウンドのジョシュア・スミスが富山グラウジーズへ移籍したこと、日本人ビッグマンの永吉佑也が1年間の出場停止処分を受けていることは痛手になるが、サイモンとジュリアン・マブンガ、頓宮裕人の活躍に期待したい。また、岸田篤生、近忍とも契約を結び、なんとかロースターに11人(10月5日時点)をそろえた。
やはり高さの面では日本代表の太田敦也を擁する三遠に分があるはず。ビッグマン同士の対決だけでなく、寺園と伊藤による東海大同級生ポイントガードのマッチアップにも注目したい。