■滋賀レイクスターズ vs 新潟アルビレックスBB(@ウカルちゃんアリーナ)
第1戦:12月21日13時35分、第2戦:12月22日13時35分
滋賀レイクスターズがいよいよチャンピオンシップ争いに絡みそうな勢いだ。
前節のサンロッカーズ渋谷戦、1戦目は第1クォーターに27失点と後手に回ったのが響いて敗れたが、第3クォーターまでの18点差を終盤の反撃で8点差まで縮めて終えた。すると2戦目は序盤から我慢強い戦いぶりを見せ、第4クォーター中盤にヘンリー・ウォーカーの連続得点などで抜け出してSR渋谷に土をつけた。1戦目でキャリアハイの22得点をマークした齋藤拓実は2戦目も14得点に加えて同じくキャリアハイの10アシスト。ジェフ・エアーズは27得点20リバウンドとゴール下を支配した。東地区首位争いを演じるSR渋谷から1勝を奪い、12月は4勝1敗。この勢いをさらに加速させられるかどうかは、今節の出来にかかっている。
対する新潟アルビレックスBBは三遠ネオフェニックスを1戦目に下してようやく今季の同地区対決初勝利を挙げたが、2戦目は接戦を落として三遠に今季2勝目を献上した。1戦目は83得点の一方で第2クォーターに5失点と攻守がかみ合ったが、2戦目はロースコアの展開で第3クォーターの27失点が黒星に直結。攻守両面の不安定感は否めず、12月は1勝4敗と滋賀とは対照的な経過をたどっている。
前節1戦目に高橋耕陽が12得点、2戦目で佐藤卓磨が15得点と好調な滋賀に対し、新潟は池田雄一が4試合連続欠場中で、今節の出場も不透明。3番ポジションの層に不安が残る状況だが、他にもウォーカーがアウトサイドプレーヤーである点や、若い齋藤とのマッチアップで五十嵐の体力が削られる点など、好調な滋賀との対戦はディフェンス面で各ポジションのマッチアップに悩まされることになる。ディフェンダーである上江田勇樹や、スターターとして五十嵐とコンビを組んでいる森井健太の働きが重要なのは言うまでもなく、またチームとしてピック&ロールや3ポイントをどう守るかという点もカギになるだろう。
文=吉川哲彦
■ロースター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
齋藤拓実
狩俣昌也
シェーファーアヴィ幸樹
佐藤卓磨
ヘンリー・ウォーカー
中村功平
谷口光貴
ジェフ・エアーズ
高橋耕陽
荒尾岳
狩野祐介
クレイグ・ブラッキンズ
伊藤大司
・新潟(ヘッドコーチ:庄司和広)
柏木真介
五十嵐圭
髙橋浩平
鵜澤潤
石井峻平
森井健太
上江田勇樹
今村佳太
池田雄一
ニック・パーキンズ
ラモント・ハミルトン