ともに仕切り直しの一戦。戦い方を模索するレバンガ北海道に対し、アルバルク東京は新戦力にも期待

 Bリーグ第17節、アルバルク東京レバンガ北海道の一戦が1月15日、A東京のホーム、アリーナ立川立飛で行われる。今シーズンは2回目の対戦となるが、前回は昨年の10月23日、北海きたえーるで行われ、この時はA東京が78-63で勝利した。スタッツリーダーはA東京がアレックス・カークの22得点11リバウンド、北海道がマーキース・カミングスの21得点4アシストだ。

 今年に入ってA東京は1月4日・5日に駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で行われた千葉ジェッツ戦に連敗を喫した。この2試合はエースの田中大貴が古傷の左のハムストリングスを痛めて欠場したことが響いたが、年末に8連勝を挙げて勢いに乗って2020年も迎えただけに、チームも急停車を余儀なくされた。続く天皇杯準々決勝では田中は復帰したものの、川崎ブレイブサンダースに逆転負けを喫するなど、嫌な空気が漂っているとも言えなくはない。

 それだけに北海道戦できっちりと“年明け”を迎えたいところ。天皇杯ファイナルラウンドで早期敗退を喫したことでコンディション調整も十分にできたとポジティブにとらえたい。また、前節、特別強化指定の小酒部泰暉がデビューを果たしたが、12月に加入した津山尚大や同じく特別強化指定の平岩玄笹倉怜寿の投入も見たいところだ。

 対する北海道は開幕当初の勢いが見られず、リーグ戦ではなかなか勝ち星を延ばせないでいる。天皇杯2次ラウンドでは千葉に勝利してファイナルラウンドでも上位進出が期待されたが、優勝したサンロッカーズ渋谷に60-76で敗れた。

 その試合後、メディア対応を行った橋本竜馬は「千葉に勝てて、自分たちの中で収まってしまった。自分たちで(さらに上を目指す)目標設定をしなければいけなかった」と大会への入り方について言及した。

 さらに後半に向けて「試合の中でどういうバスケをするかを確かめている状態。ディフェンスから走っている場合は点数が入るけど、40分間やり切らないと」と課題をあげる。北海道としても仕切り直しの一戦として、収穫のある内容にしたい。

■ロースター
・A東京(ヘッドコーチ:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基※インジュアリーリスト
安藤誓哉
ケビン・ジョーンズ
正中岳城
ザック・バランスキー
須田侑太郎
ミラン・マチュワン
菊地祥平
竹内譲次
平岩玄
笹倉怜寿※特別指定
田中大貴
津山尚大
アレックス・カーク
小酒部泰暉※特別指定

・北海道(ヘッドコーチ:内海知秀)
橋本竜馬
ケネディ・ミークス
マーキース・カミングス
ファイ・パプ月瑠
中野司
多嶋朝飛
折茂武彦
市岡ショーン
桜井良太
マーク・トラソリーニ
内田旦人
川邉亮平
松島良豪

モバイルバージョンを終了