中1日で迎える一戦、前節黒星の川崎ブレイブサンダースはメンタルの切り替えが明暗を分ける

川崎ブレイブサンダースvs京都ハンナリーズ(@川崎市とどろきアリーナ)
第1戦:1月24日19時5分 第2戦:26日16時5分

 今季のリーグ戦ではチーム記録となる16連勝を記録し、中地区首位を独走中の川崎ブレイブサンダース。しかし、2020年に入ってからは現在2勝2敗とやや元気がない。

 前節の“神奈川ダービー”では、ここまで横浜ビー・コルセアーズ相手に19戦無敗という成績を誇っていたが初黒星を喫した。第1クォーターは、残り4分20秒から無失点に抑えて20-9と主導権を握るも、第2クォーターでは計23失点。第3クォーター開始早々には連続7失点で差を詰められると、試合終了残り3分24秒にリードを奪われてしまった。その後は藤井祐眞を中心に再逆転したが、終了間際に同点にされる3ポイントとブザービーターを決められ、84-86で敗れた。

 敗因には後半だけで54失点を喫したことに加え、10個のターンオーバーを犯してしまったことが挙げられる。事実、最終クォーターの勝負どころでもパスミスが目立ち、試合をとおして相手に10スティールを奪われた。今節は中1日で迎えるだけに、体力面よりもメンタルの切り替えの方が大事になりそうだ。

 川崎が第19節で対戦する相手は、西地区3位の京都ハンナリーズ。その京都は前節、琉球ゴールデンキングスとの今年初のホームゲームを92-78で制し6連勝をマークした。この試合では第1クォーターから松井啓十郎が10得点を記録する活躍もあり、前半だけで大量56得点。守備も機能し、最大31点リードを奪って快勝した。松井は6本中4本の3ポイントを射止めて24得点、寺嶋良も約31分間のプレータイムを得るなどジュリアン・マブンガデイヴィッド・サイモン以外の選手も結果を残した。

 両者の対戦は今季レギュラーシーズンでは最初で最後の2連戦となる。ホームの川崎は前節の敗戦を払拭するためにも初戦をものにしたいところ。ディフェンスの修正に加え、辻直人が松井とのシューター対決を制するかどうかも勝敗を左右しそうだ。対する京都は古巣との対戦となる永吉佑也が、相手ビッグマンにどれだけ対抗できるかがカギとなるだろう。

■ロースター
・川崎(ヘッドコーチ:佐藤賢次)
藤井祐眞
林翔太郎
青木保憲
篠山竜青
増田啓介※特別指定
辻直人
鎌田裕也
マティアス・カルファニ
ニック・ファジーカス
ジャマール・ソープ
大塚裕土
熊谷尚也
長谷川技
ジョーダン・ヒース

・京都(ヘッドコーチ:浜口炎)
寺嶋良
ジェシー・ゴーバン
中村太地
大庭岳輝※特別指定
村上直
綿貫瞬
鶴田美勇士
岡田優介
玉木祥護
松井啓十郎
ジュリアン・マブンガ
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン

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