横浜ビー・コルセアーズの小原翼と言えば、Bリーガーの中でも筋力やトレーニングについて一家言を持った選手として知られている。そこで、バスケットボールに適した体を作るため食事をどのように気を付けているのか聞いた。さらに部活動を制限されている現在の中・高校生に向けて、家でできるトレーニングを紹介してもらったので、ぜひとも挑戦してみよう!
取材協力=横浜ビー・コルセアーズ、丸善
子どもの頃から“筋肉”に興味
――トレーニングを研究するようになったのははいつから?
小原 本格的に勉強したのは筑波大学に入ってからですが、進学する前から筋肉に興味はありました。子どもの頃も100円均一コーナーで1キロのダンベルを親に買ってもらって、サイドレイズしながら帰るみたいな(笑)。なので、筋肉のことはが元々好きだったのかなと思います。
――例えばNBAの選手を見て、「あのようになりたいな」と思ったことはありますか?
小原 ドワイト・ハワード選手(ロサンゼルス・レイカーズ)の肩の大きさはすごいですね。顔が3つあるみたいで、憧れでした。
――筋肉がついてくるとプレーも変わる?
小原 プレーに余裕ができますね。当たった時に当たり負けしなくなると、そうなるとよろけずに相手より先に動けるので、その差に大きいなと思います。Bリーグの外国籍選手は強者揃いなので、それに太刀打ちできるように。まだまだですけど、体を作ってそのようになりたいと思っています。
欲しい時に摂取できるプロフィットがおススメ
――食事とトレーニングの関係は?
小原 筋肉の分野を研究して、トレーニングだけでなく食事も重要なファクターであるという認識を持っていました。トレーニングに加えて、食事をしっかりとることにより相乗効果が見込まれます。
――サプリメントやプロテインも必要ですか?
小原 これまでいろいろなサプリメントやプロテインを飲んだりしましたが、筋肉を作り出すたんぱく質は飲んで摂取するのではなく、食べて得るものではないかなと思って。そこで今注目しているのは丸善さんの商品です。丸善のプロフィットはたんぱくの内容量、栄養素の部分が一目でわかるだけでなく、かなり栄養素も絞り込まれているので自分が欲しいものがすぐわかります。アスリートが本当に欲しい栄養素を絞り込んで製品化してくれていますし、味もいろいろとあるので、自分の好みに合ったものをチョイスできます。
――料理の食材として使いますか? それとも単体で食べますか?
小原 単体で食べることの方が多いですね。ただ今は自炊もしているので、アレンジして食べることもあります。
――プロフィットはいつ食べますか?
小原 タイミング的には練習場で食べることが多いです。朝、昼、晩の食事がベースになりますが、それだけでは自分に必要なたんぱく質が摂取しきれないのです。そこで、こまめにとりたい時に食べるのが一番いいと思います。
「中学、高校の部活生にトレーニングメニューを紹介しようと思います。でも、特別なものではありません。『腕立て伏せ』と『スクワット』の2種類を紹介しますが、2つとも自分の体重を使ってのトレーニングです。器具がなくてもお家や自分の部屋でできます」(小原翼)
正しい姿勢で腕立て伏せに挑戦しよう!
腕立て伏せは、胸(大胸筋)を中心として、肩(三角筋)、二の腕(上腕三頭筋)を鍛えることに有効です。また、態勢を維持することで体幹を鍛えることもできます。腕立て伏せができないのであれば、まず膝をつけて行ってみましょう。それができるようになったら、今度は膝を離して行うことに挑戦してください。
基本姿勢をキープして30回を目標にします。疲れてきてお尻が上がってしまったり、お腹が下がってはダメ! 背筋をまっすぐにすることを意識しましょう。
基本姿勢で30回できるようになったら、今度は両手の距離を縮めて行う腕立て伏せに挑戦します。脇を閉め、肘を90度の曲げることを意識します。この場合もきつかったら膝をつけて行うことからスタートしてもいいでしょう。
目標:30回
注意点:お尻が上がったり、お腹が下がらないように姿勢に注意!
スクワットはかかとをあげない!
スクワットを行う時、両足は肩幅かそれ以上に広げます。そこから膝の屈伸を行うのですが、その際、かかとを付けた状態をキープすることが大切です。かかとをあげないで屈伸することを目標にしてください。
よく膝頭をつま先の前に出さないようにと言われます。もちろんこれも重要なのですが、それよりも猫背にならないようにしてください。膝頭がつま先よりも前に出ていいので、背筋を立ててスクワットしましょう
目標:30回
注意点:猫背にならない、かかとをあげない