2020.05.08

MIPを受賞した田渡凌「コート外での活動を大変だと思ったことは一度もない」

MIPを受賞した田渡[写真]=B.LEAGUE
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 5月8日、Bリーグはオンラインにて「B.LEAGUE AWARD SHOW 2019-20」のDAY1を開催。『2019-20シーズン レギュラーシーズン 最優秀インプレッシブ選手」(MIP)には、横浜ビー・コルセアーズ田渡凌が選出された。

「B.LEAGUE AWARD SHOW 2019-20」の配信後、オンラインでの記者会見に臨んだ田渡は「本当に感謝しているし、光栄です。パフォーマンスを上げてまたアワードに帰ってこれるように、選手としてがんばらなきゃいけないという強い気持ちになれた」とあらためて受賞の感想を述べた。

会見はアワードと同様オンラインにて行われた

 今シーズンはキャプテンとして横浜をけん引したコート内での活躍はもちろん、コート外でも『テラスハウス』出演や“エアロビチャレンジ”などで話題を振りまいた。そうしたコート外での活動は「正直大変だと思ったことは一度もない」と田渡は述懐。「プロのアスリートとしていつも与えられるものが多くいので、それを還元したい。恩返しとして“魅せる”ことはすごく必要だと思っていて。(コート外での活動は)その練習の一つじゃないですけど、そういう気持ちでやってきました」。コート内外で精力的に活動した1年は「お客さんが喜んでくれる姿は僕の生きがい、頑張るモチベーション。すごく力になっていると改めて感じられた」という。

 SNSの発信やテレビ出演以外にも子どもたちへの支援などにも積極的に取り組んでいることについては、「海外で生活してたくさんのことを学んできて、こういう活動がもっと多くのアスリート、特にバスケットボール選手の中で広まっていったらなという思いで始めました」とコメント。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの選手が支援活動に乗り出している姿にも刺激を受け「もっと自分も世のために頑張らなきゃなという思いになりました」と語った。

 コート外での活躍と比例して、自身の知名度や注目度が飛躍的に向上したことで「その分、コートで活躍しなければいけない」と意識して、今まで以上に「練習に取り組む姿勢や食事」などを意識するようになったことは、自身にとってもポジティブな変化だったと話した。次のシーズンに向けても「自分が最高のパフォーマンスを出せるように、コンディショニングもそうですし、メンタルの部分もしっかり準備する。常に100パーセントのプレーを出せるように、身体や気持ちを整えることを目指す」と意気込んだ。

 田渡は引き続きコート外での活動にも意欲を見せており、「自分で『田渡プロジェクト』というものを起ち上げて、チャリティ活動や寄付をしようと企画しています」と今後の展望を語った。

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