■三遠ネオフェニックス vs 千葉ジェッツ(@浜松アリーナ)
第1戦:10月3日18時5分 第2戦:10月4日19時5分
昨シーズンは41試合中わずか5勝と、B1最下位で終えた三遠ネオフェニックス。巻き返しを図るBリーグ5年目だが、その船出も新型コロナウイルスの影響を受けやや困難なものになりそうだ。
新たに招聘したブラニスラフ・ヴィチェンティッチHC、「アジア特別枠」で獲得したサーディ・ラベナらの外国籍選手は合流が遅れている状態。チームは「外国籍選手追加契約ルール」を活用してアンドレ・マレー、ジージオ・ベイン、「日本人選手短期契約ルール」に基づいて下山貴裕の加入を発表した。
開幕時は理想とする布陣が組めないが、プレシーズンゲームではバンビシャス奈良、レバンガ北海道に勝利し、まずまずの結果を残した。キャプテンの寺園脩斗、新加入の山本柊輔など統率力ある選手がチームを引っ張り、40分間アグレッシブな姿勢を見せてほしい。日本人センター・山本浩太の成長もチーム浮沈のカギを握りそうだ。
三遠がホームに迎えるのは、千葉ジェッツといきなりの強敵だ。その千葉は小野龍猛(信州ブレイブウォリアーズ)、マイケル・パーカー(群馬クレインサンダーズ)が移籍したものの、セバスチャン・サイズや佐藤卓磨、大野篤史HCを知るシャノン・ショーターなど的確かつ強力な補強に成功。2度もファイナルで敗れている悔しさを晴らすべく、「今シーズンこそは」という本気度が伺える。
さらには富樫勇樹をキャプテンに据え気合い十分。開幕から圧倒的な力を見せつけ、三遠、そして他チームへ恐怖心を与えるほどのインパクトを残せるか。
文=小沼克年
■ロスター
・三遠(ヘッドコーチ:ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ)
サーディ・ラベナ
山本柊輔
寺園脩斗
川嶋勇人
北原秀明
太田敦也
ネナド・ミリェノヴィッチ
山本浩太
岡田慎吾
西川貴之
鈴木達也
カイル・ハント
ステヴァン・イェロヴァツ
アンドレ・マレー
ジージオ・ベイン
下山 貴裕
・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
コー・フリッピン
田口成浩
赤穂雷太 ※特別指定
西村文男
シャノン・ショーター
佐藤卓磨
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
セバスチャン・サイズ
ラシード・ファラーズ
原修太