■シーホース三河 vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ（@ウィングアリーナ刈谷）
第1戦：10月17日14時5分 第2戦：10月18日14時5分
地区1位と2位が激突するシーズン最初の愛知ダービーが開催へ。ここまで無敗のシーホース三河がホーム開幕戦で、追走してくる名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎え撃つ。
三河は開幕から負けなし。ただ前節の三遠ネオフェニックス戦第1戦では、ダバンテ・ガードナーのポストアップにダブルチームを仕掛けられ、そこからパスを展開して外角から狙ったシュートを決め切れずに、リバウンドから相手に走られて守勢に回った。それでも最終的にはガードナーがインサイドをこじ開けて、第2戦では快勝。悪循環に陥らずに、踏ん張りを見せたことは、好調の証と言えるだろう。
一方、名古屋Dは前節、島根スサノオマジックに連勝。第2戦こそ第4クォーターまで劣勢だったが、7本の3ポイントシュートを沈めてゲームをひっくり返した。特に戦術では、ガードとビックマンによる高い位置でのピック&ロール、さらにはコーナーにボールを落としてからの長距離砲が逆転に至った要因。加えて、笹山貴哉や小林遥太といった控えバックコート陣も見逃せない活躍だった。
今節の名古屋Dは強みを発揮するために「リバウンド」が鍵となる。4戦の平均リバウンド数はリーグワースト（28.8本）。前節も相手にオフェンスリバウンドで2ケタのスタッツを与えたことが、苦戦の一因だった。対する三河はまず守りを固めて、ボール際の攻防で勝りたい。相手の3ポイント成功数はリーグトップ（39本）。オープンな場面を作らせず、攻撃に転じてからは、ミスマッチが作れる198センチのガード、カイル・コリンズワースをうまく使いたい。
文=大橋裕之
■ロスター
・三河（ヘッドコーチ：鈴木貴美一）
川村卓也
カイル・コリンズワース
柏木真介
長野誠史
高橋耕陽
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
シェーン・ウィティングトン
加藤寿一
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー
・名古屋D（ヘッドコーチ：梶山信吾）
小林遥太
齋藤拓実
ジェフ・エアーズ
菊池真人
張本天傑
安藤周人
レオ・ライオンズ
中東泰斗
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
木下誠