アルバルク東京の小島元基が約1年ぶりにゲーム復帰…「ファンの皆さんからの応援や拍手には感謝しかありません」

約1年ぶりにアルバルク東京の小島元基が復帰を果たした [写真]=アルバルク東京

 アルバルク東京小島元基がコートに帰ってきた。昨シーズンの3試合目、10月16日の秋田ノーザンハピネッツ戦で右ひざ外側半月板を損傷。10月28日には手術の実施し、その後、リハビリに励んできた小島が、横浜国際プールで行われた横浜ビー・コルセアーズ戦で復帰を果たしたのだ。

 77-48とA東京が大きくリードを奪った第4クォーター残り2分46秒、ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチがタイムアウトを請求。その前から声を掛けられていたのか、小島はひざのサポーターを付けなおし、コートに入る準備を始める。そして、アウェーながら会場に足を運んだファンの拍手に後押しされるように小島はコートに入った。

コートインの際、自身に気合を入れる小島元基 [写真]=アルバルク東京

 タイムアウト後の最初のプレーは相手のフリースロー。それが2本とも外れ、リバウンドをA東京のカイル・バローンがキャッチし、そのボールが小島に渡る。横浜は2-3のゾーンディフェンスを敷いてガード陣にゆさぶりをかけるが、小島は慌てることなくボールを回して、復帰後初のプレーをそつなくこなして見せた。

 さらに残り33秒には平岩玄のアシストから、小島の3ポイントシュートがリングを射抜いく。結局このシュートがA東京のラストシュートとなり、83-57で横浜に勝利。A東京は3連勝を果たした。

 試合後、小島はクラブから以下のようにコメントを発表。

「久しぶりコートに立つことができて懐かしい感じがしました。(試合に出る時に)ファンの皆さんからの応援や拍手は本当にうれしかったですし、感謝しかありません。まだパフォーマンスは完璧ではないですし、もっと自分を見せられるようにしっかりと準備をして試合に挑みたいと思うので、これからも応援をよろしくお願いします」

 昨シーズンは途中で中止となったため、A東京の3連覇はお預けとなっている。それだけに今シーズンのスローガンは日本一3連覇への再挑戦という強いメッセージが込められた『ReCHALLENGE』に。各クラブがこのオフ、積極的に戦力を補強した中、それを果たすためには小島の復帰が欠かせないと言えるだろう。本人が語るようにまだ万全とは言えないが、A東京にとって朗報であることに変わりはない。

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