新潟アルビレックスBBは25日、小菅学前社長の行為がBリーグからパワーハラスメント認定されたことを受け、「ハラスメント撲滅宣言」を行った。
小菅氏は、今年1月30日に試合後のチームホテルにて、約2時間20分にわたりチームスタッフと面談した際、同チームスタッフに対し侮辱的、人格否定的、恫喝的な発言を行った。翌31日には面談によって精神的に不安定な状況に陥っている同チームスタッフに対し、反省文を強要した。この行為がBリーグが設置する「B.LEAGUE通報相談窓口」にパワーハラスメントに該当するのではないかという通報が入り、調査を行った結果パワハラと認定。小菅氏にはけん責と制裁金50万円が科され、その後社長を辞任し強化本部長へ就任した。
同クラブは「バスケットボールを通じ、『地域を元気に』『青少年の健全育成』『スポーツの普及』に貢献することを理念としている」といい、健全な職場環境を保持し、職場における信頼関係を向上させ、働きやすく活気あふれる会社を目指すため、以下のハラスメント撲滅宣言を行った。
「当社は、ハラスメント行為を許しません。当社は、ハラスメント行為を見過ごしません。当社は、ハラスメント行為を根絶するため、真剣に取り組んでまいります」
また、同クラブでは宣言を実効性があるものとするべく、相談窓口の機能化、ハラスメント防止の研修等の実施、ハラスメント行為者に対する処分の厳格化、ハラスメントの早期発見施策の実施という4項目に取り組んでいくとのこと。