福岡第一が連覇へ王手、第3Qで東山を振り切り12点差の勝利…河村勇輝は25得点10アシストの‟ダブルダブル”

第3Qに流れを変えるプレーを連発した河村 [写真]=兼子慎一郎

 12月28日に、武蔵野の森総合スポーツプラザにて「SoftBank ウインターカップ2019 令和元年度 第72回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の男子準決勝が行われ、東山高校(京都府)が福岡第一高校(福岡県/総体1位)と対戦した。

 試合は、福岡第一のクベマ・ジョセフ・スティーブ(3年)の得点でスタート。神田壮一郎も続き、開始47秒時点で4-0と試合の主導権を握った。それでも、東山の松野圭恭(3年)や米須玲音(2年)を中心に反撃に遭い、10-18で終えた。続く第2クォーターでは、山田真史(3年)が先制点こそマークしたものの、米須や西部秀馬(1年)、脇阪凪人(3年)に3ポイントシュートを許し、28-38で試合を折り返した。

第3Qに30得点を積み上げた福岡第一 [写真]=兼子慎一郎

 第3クォーターに入ると、福岡第一は持ち味の堅守を披露。相手にターンオーバーを誘発させると、河村勇輝(3年)が開始2分40秒から8連続得点をマーク。38-43と追い上げると、その後も激しいディフェンスを継続し、残り2分41秒にスティーブが速攻から加点し、46-45と逆転に成功すると、そのままの勢いでこの10分間で計30得点の猛攻。58-49で勝負は最後の10分間へ。

 最終クォーターはやや重い立ち上がりとなるも、開始2分49秒に河村がシュートを沈め、60-49とした。それでも、ムトンボ・ジャン・ピエール(2年)と西部の得点で60-54と点差をつめられ、タイムアウトを取り、立て直しを図る。タイムアウト後は、小川麻斗(3年)が得点し、62-54。その後は拮抗した展開が続くが、福岡第一は奪ったリードを渡さずに、最終スコア71-59で試合終了。福岡第一が連覇に王手をかけた。

■試合結果
福岡第一 71-59 東山
福岡第一|10|18|30|13|=71
東 山 |18|20|11|10|=59

モバイルバージョンを終了