2019.12.28

桜花学園が3年ぶりの栄冠、岐阜女子との接戦を制し夏冬2冠達成

激しいマッチアップが繰り広げられた平下(桜花学園)と林(岐阜女子) [写真]=兼子慎一郎
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 12月28日に武蔵野の森スポーツプラザにて「SoftBank ウインターカップ2019 令和元年度 第72回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の女子決勝戦が行われ、桜花学園高校(愛知県/総体1位)が岐阜女子高校(岐阜県/総体2位)と対戦した。

 インターハイを制した桜花学園は、平下愛佳、岡本美優、江村優有、オコンクウォ・スーザン・アマカ、前田芽衣(2年)がスターティングファイブに名を連ねた。連覇を目指す岐阜女子は、林 真帆、藤田 和、大角地 黎、イベ・エスター・チカンソ、佐藤果歩が先発出場。

 好スタートを切ったのは岐阜女子。開始46秒にイベが先制点をマークすると、林も続き、試合序盤でリードを奪った。それでも、桜花学園も平下やアマカを中心に、追い上げを図ると、残り2分50秒の平下の得点で、14-13に追いついた。その後も岡本らが加点し、21-16で終えた。

第2クォーターは、江村の3ポイントシュートでスタート。激しいディフェンスで、岐阜女子を無得点に抑えると、アマカや岡本が得点し、開始2分50秒時点で28-16と12点のリードを奪った。しかし、残り3分8秒に林に3ポイントシュートを許すと、大角地にも続かれ、残り2分35秒時点で32-35とされた。たまらずタイムアウトで立て直しを図ろうとするも、林や佐藤に3ポイントシュートを許し、34-33で試合を折り返した。

24得点をマークした岐阜女子の林真帆 [写真]=伊藤 大允

 後半は、岐阜女子の藤田の3本のフリースローでスタート。34-36と逆転を許すも、江村がすぐさまやり返し、その後は一進一退の攻防となった。それでも同クォーター終了間際に平下が得たフリースローを2本しっかりと沈め、49-46で勝負は最後の10分間へ。

 最終クォーターでは、江村、アマカで6連続得点をマークし、開始2分3秒時点で55-46とした。その後も平下らが得点し、試合終了残り4分55秒時点で62-52と10点のリードを奪い、流れを掴んだ。しかし、試合終盤に岐阜女子の反撃に遭い、69-56で迎えた試合終了残り1分48秒からイベ、林に連続得点を許し、残り25秒にイベに得点され、69-67と2点差まで詰められた。それでも、アマカと平下がフリースローを沈め、最終スコア72-67で試合終了。桜花学園が夏冬2冠を達成した。

■試合結果
桜花学園 72-67 岐阜女子(@武蔵野の森スポーツプラザ)
桜花学園|21|13|15|23|=72
岐阜女子|16|17|13|21|=67

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