12月13日、バスケットボール男子日本代表チーム 日本代表候補重点強化選手25名による第1回重点強化合宿が実施された。
この日の第1部練習には、FIBA男子オリンピック世界最終予選に出場した竹内譲次(アルバルク東京)や小野龍猛(千葉ジェッツ)の他、五輪予選メンバーから漏れた篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)なども参加した。
ルカ・パヴィチェヴィッチテクニカルアドバイザーが指導した約2時間の練習後、篠山は「ディフェンスやオフェンスの基本的な考え方がメインの練習で、体よりも頭を使った」とコメント。また、「いろいろなコーチとやることで、引き出しを増やすことができる」と、ヘッドコーチが定まらない中での練習をポジティブに捉えている。
篠山が主戦場とするポイントガードは、田臥勇太(栃木ブレックス)や五十嵐圭(新潟アルビレックスBB)といった経験豊富なベテランをはじめ、富樫勇樹 (千葉)や鈴木達也(三遠ネオフェニックス)、並里成(滋賀レイクスターズ)など所属チームで活躍しているライバルも多く、し烈なポジション争いが予想される。それでも篠山は「これまでの実績や経験を抜きにしてゼロからスタートしたことは納得。同じポジションの選手はBリーグでマッチアップする際に意識するし、良い競争が生まれると思う」と話す。
「前に進まなければいけない」と意気込む篠山が、川崎の掲げるBリーグ初代王者獲得、そして日本代表のオリンピック出場に向けて、走り続ける。