“AKATSUKI FIVE”男子日本代表、W杯出場に向けた戦いが本日スタート!

男子日本代表の戦いがスタートする(写真は7月の国際強化試合のもの) [写真]=圓岡紀夫

 FIBAバスケットボールワールドカップアジア地区1次予選において日本が戦うのはオーストラリア、フィリピン、チャイニーズ・タイペイの3チームだ。10月11日付けのFIBA(国際バスケットボール連盟)ランキングではオーストラリアが9位(アジア・オセアニア地区では1位)、フィリピンが30位(同5位)、チャイニーズ・タイペイが57位(同10位)、そして日本が50位(同8位)となっている。

 予選グループの中で最もFIBAランキング上位のオーストラリアは、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは4位、2012年ロンドンオリンピックと2008年北京オリンピックでは7位入賞を果たした強国であり、それだけにアジア地区各チームにとって強力な壁となるはずだ。日本は、今年レバノン・ベイルートで行われたFIBA ASIAカップ予選リーグで顔を合わせており、日本が68-84で破れている。

 ここ10年で急激に力をつけてきたフィリピンは、元々アジアの中では上位に位置していたものの、自国の協会とリーグとの仲違いが原因でFIBAから制裁を受けた歴史を持つ。日本はリオデジャネイロオリンピック予選を兼ねた第28回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会(中国・長沙開催)で2度対戦し、66-73(予選2次ラウンド)、70-81(準決勝)で破れている。しかし、この準決勝での対戦では第3ピリオドまで54-54の同点で競り合っただけに、今回の対戦ではチャンスはあると言えるだろう。

 同じ東アジアに位置することで、古くから日本のライバルとして熱戦を繰り広げてきたのがチャイニーズ・タイペイだ。FIBAランキングでは日本が上位に位置するが、今年の6月、長野で開催された東アジアバスケットボール選手権大会準決勝では73-78で敗れた。確実に勝ち星をあげたいところだが決して侮れない相手とも言える。

男子日本代表チーム試合日程
【2017年】
11月24日:日本vsフィリピン@駒沢体育館(東京都)
11月27日:オーストラリアvs日本@オーストラリア
【2018年】
2月22日:日本vsチャイニーズ・タイペイ@横浜国際プール(神奈川県)
2月25日:フィリピンvs日本@フィリピン
6月29日:日本vsオーストラリア@千葉ポートアリーナ(千葉県)
7月2日:チャイニーズ・タイペイvs日本@チャイニーズ・タイペイ

■FIBA バスケットボールワールドカップ 2019 アジア地区1次予選
【グループA】 中国、ニュージーランド、韓国、香港
【グループB】 日本、チャイニーズ・タイペイ、オーストラリア、フィリピン
【グループC】 シリア、レバノン、インド、ヨルダン
【グループD】 イラク、カタール、カザフスタン、イラン

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