11月23日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選」が開幕。24日の初戦に臨んだFIBAランキング50位の“AKATSUKI FIVE”男子日本代表チームが、駒沢体育館で同30位のフィリピンと対戦した。
日本は富樫勇樹(千葉ジェッツ)、田中大貴(アルバルク東京)、馬場雄大(A東京)、アイラ・ブラウン(琉球ゴールデンキングス)、竹内譲次(A東京)がスターティングファイブを務めた。
試合は、負傷明けで先発に入った田中の3ポイントシュートで先制。しかし、その後の得点が続かず、アンドレイ・ブラッチ(新疆フライングタイガース)を中心に攻められ第1クォーター残り2分49秒の時点で3-14と大量ビハインドを背負う。途中出場の比江島慎(シーホース三河)がドライブを駆使して流れを変え、10-18と8点差まで詰め寄った。
続く第2クォーターは序盤から古川孝敏(琉球)、ブラウンがアウトサイドシュートを狙うも決めきれず。太田敦也(三遠ネオフェニックス)が開始2分34秒に2本のフリースローを沈めて同クォーター初得点を挙げると、比江島や田中を中心に猛攻を仕掛ける。残り4分46秒には竹内譲が速攻からレイアップを記録して19-25と6点差。再び2ケタ点差まで広げられたが、比江島の3ポイントなどでついていく。しかし、終了間際に2ポイントを許し、28-37で終えた。
第3クォーターは開始から日本が反撃に出る。比江島、張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、馬場が連続得点を挙げると、2点ビハインドの開始2分33秒に張本の3ポイントが決まり逆転。その後は拮抗したゲームが繰り広げられたが、残り3分29秒、同2分51秒、同2分2秒に連続失点を喫する。7点を追うことになった日本は田中の3ポイント、馬場のフリースロー、篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)のレイアップですぐさま同点に。残り13秒には篠山のアシストから比江島のダンクが飛びだしたが、終了間際に3ポイントを決められ55-59と4点差で最後の10分間に突入した。
追いつきたい日本だったが、開始約1分間で55-63とリードを広げられる。比江島の積極的な仕掛けや、粘り強いチームディフェンスで相手に食らいつくと、試合終了残り6分29秒に田中の3ポイントが決まって3点差に迫るが、ファウルがかさみ相手に主導権を握られる。それでも、富樫の3ポイント、ブラウンのダンクで相手に詰め寄り、同1分38秒に3点差。しかし、3ポイントと速攻からのレイアップなどで再び突き放され、最終スコア71-77で敗戦を喫した。
なお、日本は27日、敵地でのオーストラリア戦に挑む。
■日本 71-77 フィリピン
JPN|10|18|27|16|=71
PHI|18|19|22|18|=77