7月2日、チャイニーズ・タイペイ戦を8時間後に控えた男子日本代表が会場となる臺北和平籃球館(Heping Basketball GYMNASIUM)で午前11時(日本時間正午)から練習を行った。
練習後、報道陣に対応したフリオ・ラマスヘッドコーチは大切な一戦を前に「準備は万全だ」と自信のある表情でチームの状況を語った。「今日はディフェンスのルール確認と、相手のシステムへのアジャストの再確認を行った。そして最後はシュート練習で終了。また、こちらに来る前にホテルでビデオを見ながら12名の中から2名変更があったので、その確認も行った。その準備も問題ない」と胸を張る。
負けられない試合をアウェーで迎えることに関しては、「こういう大事な試合はメンタルの面でしっかり準備することが大切。オーストラリアに勝ったからといって思い上がってはいけない。また、チャイニーズ・タイペイも横浜で日本に勝っているからといって、簡単に勝てるとは思っていないはず。今日はコートの中でどう自分のプレーが表現できるか、それができるチームが勝つと思う。どちらが強いといえないが、我々はアウェーにいるので完璧な試合をしなければ。それにチャレンジしたい」と、勝利への強い意志を語った。
日本代表は台北入りしてから2日が経つが、選手たちのコンディションはほぼ完全に戻っているという。運命のチャイニーズ・タイペイとの一戦は現地時間午後7時(日本時間午後8時)にティップオフ。オーストラリア戦の勝利により、チャイニーズ・タイペイと星を並べた日本代表(ともに1勝4敗)。ここで勝利したチームがアジア2次予選にコマを進めることになる。
文=入江美紀雄