2018.10.31
7月1日、明日にチャイニーズ・タイペイ戦を控えた男子日本代表が試合会場となる臺北和平籃球館(Heping Basketball GYMNASIUM)で報道陣に練習を公開した。6月29日、千葉ポートアリーナで行われた「FIBAワールドカップ2019アジア1次予選」オーストラリア戦で予選で初勝利をあげた日本代表は、翌日には次の開催地、台湾に移動というハードなスケジュールとなったが、オーストラリアを破ったことにより、少しリラックスした表情でシュート練習に汗を流した。
その練習後、永吉佑也(京都ハンナリーズ)から宇都直輝(富山グラウジーズ)にエントリー変更があったことが発表された。宇都は「オーストラリア戦をベンチの外から見ていたが、素晴らしいバスケをしていたので、逆にプレッシャーがかかるのも事実。しかし、ここで気持ちが切れてしまえば僕は置いていかれる。日本の波に一緒に乗っていきたい」とチャイニーズ・タイペイ戦に臨む決意を口にした。
さらにタイペイ戦ではどのようにプレーしたいかという問いには「サイズを生かしたディフェンスでマッチアップの相手を抑えにいきたい。そしてリバウンドでも貢献したいと思う。自分の持ち味はボールをプッシュすること。そこから速攻に持ち込みたいし、(八村)塁(ゴンザガ大学)のようにボールを自分で持っていける選手も入ったので、自分が先に走ってパスを受けてレイアップ(シュートで)も決めたい。または途中でつないで、走り込んでくる塁にパスをすることも狙うのもいい」と、自分の役割を言及した。
この負けられない一戦において、宇都がジョーカーの役割を演じることになるかもしれない。勝敗のカギを握る選手になる可能性があり、その活躍いかんで日本に勝利もたらす選手になるかもしれない。
文=入江美紀雄
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