日本の“希望”とうたわれた八村塁「重圧はあったが、『チームで戦う』という方が大きかった」

日本の期待に見事応えた八村[写真]=日本バスケットボール協会(JBA)

 6月29日から行われた「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選」のWindow3にて、男子日本代表はオーストラリア、チャイニーズ・タイペイとの2連戦をものにし1次予選突破を決めた。

 同予選前の11日に日本代表入りが正式発表され、日本の“希望”とうたわれた八村塁(ゴンザガ大学)は、オーストラリア戦で計24得点を挙げる活躍を見せた。7月2日の最終戦では13得点にとどまるも、203センチ102キロのサイズとフィジカル、それに似つかわしくないスピードを駆使して日本のインサイドに君臨した。

 チャイニーズ・タイペイ戦後、予選突破へ後がない状態で色々とプレッシャーはあったかという問いについては「あったかもしれないですけど、やっぱり『チームとして戦う』という方が大きかった」と明かし、「この1カ月間ずっと練習してきて、自分たちの持ち味も悪いところもしっかり克服した結果、こういうふうな試合ができたんじゃないかなと思います」と勝因を分析した。

 フル代表での重要な2連戦を終えた八村は「やっぱり国を代表して戦うということはすごく重いものを感じます」とも口にした。それでも、「その中でちゃんと2勝できたことは自分にとってもチームにとっても大きいことだったんじゃないかなと思います」と充実感を味わっていた。

モバイルバージョンを終了