あらゆる面で圧倒されたU18代表…中田嵩基、順位決定戦へ「日本の名に恥じないように」

先発司令塔を担った中田 [写真]=fiba.com

 8月9日に行われた「FIBA U18アジア選手権大会2018」の決勝トーナメント準々決勝で、男子U18日本代表がオーストラリア代表を相手に52-88で敗戦。「FIBA U19バスケットボールワールドカップ2019」出場権を逃し、バーレーンとの5-8位決定戦に進むことになった。

 オーストラリアとは3月の「アルバート・シュバイツァートーナメント」で対戦経験があったが、先発出場した中田嵩基(福岡大学附属大濠高校)は「流れを持っていけそうで持っていけなくて」と話し、スピードで圧倒されたと明かした。

「河村(勇輝/福岡第一高校)のスピードに対しても結構対応してきて、トランジションから決められ、潰されてしまったのかなと思います」

 自身としても「シュートの調子が今一つな中で立て直そうとした」というが、「高さとうまさもあったので、そこでもやられてしまいました」。また、司令塔、リーダーとして積極的な声掛けを意識し、「イランに負けたあとから、どうやってチーム状態を変えていこうかと。ポジティブな発言をしていこうという話をして、チームが悪い時でも悪い言葉にならないような声掛けをしていました」とコメントした。

 惜しくも世界への挑戦権を逃したが、中田は「日本代表としてユニフォームを着られる試合があと2つあります。日本の名に恥じないように、チームとして盛りあげて、2連勝して帰りたいと思います」と、順位決定戦に目を向けた。

取材協力=青木崇

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