予選ラウンド2連敗も、主将の渡邊雄太は「チャンスはまだゼロではない」と前を向く

八村の34得点に次ぐ17得点を挙げた渡邊雄太[写真]=Getty Images

 7月29日、男子バスケットボールの予選ラウンドが行われ、日本代表がスロベニア代表と対戦し、81−116で敗れた。

 予選ラウンド初戦のスペイン代表と77−88と善戦した日本は、序盤こそルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)を擁するスロベニアに食らいついたが、第2クォーター中盤に引き離され、41−53と12点リードされて試合を折り返す。

 ビハインドを背負って突入した後半、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)を中心に得点を重ねるも、相手の3ポイントがことごとく決まり、点差を大きく広げられてしまう。結局最後までスロベニアの攻撃を止めることができず、大敗を喫した。

 この試合で八村に次ぐ17得点を挙げた渡邊雄太(トロント・ラプターズ)は試合後、日本バスケットボール協会(JBA)を通じてコメントを発表。「ドンチッチ選手にやられる部分はしょうがないですが、やられて良い場所を絞りながら守っていました。しかし、スロベニアは彼だけではなく、チーム力として相手の方が上手でした」と悔しさをにじませた。

 スロベニアに敗れたためで予選ラウンド2連敗となったが、渡邊は「自分たちの成長はすごく感じています」と話す。

「今日は八村選手が引っ張ってくれた部分も大きかったですが、他の選手もしっかりリングにアタックできていましたし、オープンショットを決めきったプレーもあり、通用している部分もあります。その良い部分は継続し、自信にしていきたいです」。

 日本は、8月1日にアルゼンチンと予選ラウンド最終戦を戦う。背番号12は、背水の陣で戦う最終戦に向けて「アルゼンチンに勝てば、もちろん他のグループ次第ではありますが、次のラウンドに進むチャンスはまだゼロではないです。そこへ向けて、どう戦って行くかを考えながら準備したいです」と意気込んだ。

 

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