2021.07.29

夢の舞台での戦いを振り返る3x3女子日本代表の西岡里紗「人生の宝物です」

チーム最長身選手として日本を支えた西岡[写真]=Getty Images
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 7月27日、東京オリンピック 予選ラウンドを5勝2敗の成績で4位で通過した3x3女子日本代表は、準々決勝でフランスに14-16で敗れて大会を去ることとなった。

 試合後、日本バスケットボール協会(JBA)を通してコメントを発表した西岡里紗(三菱電機コアラーズ)は、「予選ラウンドで私たちが勝ち星を上げている分、相手も目の色を変えてやってくることは予想していました。私たちが今までやってきたことを信じて最後まで諦めなければ結果はついてくると思ったのですが、あと一歩のところで勝利に届かず、本当に悔しいです」とフランス戦を振り返った。

「今までたくさんの方々に支えてきていただいたことで立てたあの大舞台は、今まで経験したことのないぐらい、いろいろな感情が強く自分に現れました。不安、プレッシャー、高揚感。それをすべてチームメートやスタッフ、関係者の方々、ファンの皆さんと乗り越えてこれたことは人生の宝物です」と大会中の心境を振り返った西岡。プレー面に関しても「どの試合もそれぞれに課題が見つかり、それぞれが自信につながり、一戦一戦人間としてもアスリートとしても成長していく自分を感じられました」と自身にとってこれ以上ない経験になったことを明かした。

「とても悔しい結果となってしまいましたが、世界に3×3の楽しさが広まってくれたとは思うので、そこは良かったです。まだまだ自分が未熟であることを痛感したので、この気持ちを忘れずに今後過ごしていきたいと思います」とコメントを締めくくった西岡。五輪で得た経験を糧に、さらなる飛躍を果たすであろう彼女に、今後も注目していきたいところだ。

[写真]=Getty Images

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