敗退の瞬間、泣き崩れた3x3女子日本代表・馬瓜ステファニー「勝ちたかった」

フランス戦終了後、涙を流す馬瓜［写真］=Getty Images

バスケットボールキング編集部

バスケ情報専門サイト

　7月27日、3x3 女子日本代表は東京オリンピック予選ラウンド最終戦となるアメリカ代表との試合に20－18で勝利し、予選ラウンドを5勝2敗の成績で4位で通過。その後、準々決勝でフランスと相対するも、接戦の末に14－16で敗れ、惜しくもメダル獲得には届かなかった。

　フランス戦試合終了の瞬間、敗戦の悔しさからコートに泣き崩れた馬瓜ステファニー（トヨタ自動車アンテロープス）。大会後に日本バスケットボール協会（JBA）を通して発表したコメントでは、アメリカ戦を「今までの大会の中で最も楽しんで戦うことができました。相手が格上と分かっていたので、思い切ってプレーすることができました」と振り返った一方で、フランス戦については「出だしから中々自分たちのペースがつかめず、逆に相手の勢いに押し負けたまま終わってしまった」と敗因を明かした。

「アメリカの選手たちを相手に私たちが向かっていったように、フランスでも向かっていけていれば、もっと良い結果になったなと思います」と悔しさを滲ませる馬瓜。しかし、大会を通して多くの人々が3x3という競技に魅了されたことは感じたようで、「まだまだ知名度も低い3×3というスポーツを多くの人が見てくださって、本当にやって良かったと思います。世界の強豪たちと戦ったことで勉強になったことや、自信につながる部分も多くありました。でも、それと同時に悔しいという思いも強く、勝ちたかったです」と大会を総括した。

「日本の3×3をここまで大きくしてくれた方々の想いや、支えてくれたスタッフの皆さん、会場には来られなくても一緒に高めあい続けたほかのメンバーの気持ち、私たちにエールを届け続けてくれた画面の前の皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。本当にありがとうございました」と、感謝の気持ちでコメントを締めた馬瓜。今大会の悔しさをバネに、彼女はこれからどのような飛躍を果たすのか。今後の活躍からも目が離せない。