2021.08.01
7月30日、東京オリンピック女子バスケットボールの予選ラウンドが行われ、日本代表がアメリカ代表と対戦した。
27日の試合では世界ランク5位のフランスに快勝した日本代表。大会2試合目のスターティング5は、長岡萌映子(トヨタ自動車アンテロープス)、髙田真希(デンソーアイリス)、町田瑠唯(富士通レッドウェーブ)、林咲希(ENEOSサンフラワーズ)、赤穂ひまわり(デンソー)で臨んだ。
ティップオフ直後、アメリカに7−0のランを許した日本だが、町田のレイアップ、髙田の3ポイントシュートで反撃を開始。特に町田がドライブからチャンスを作り出し、ペースをつかんでいく。終盤、オコエ桃仁花(富士通)に連続3ポイント、そして最後のポゼッションでは宮崎早織(ENEOS)が3ポイントを決めて逆転に成功、30−28とリードを奪った。
第2クォーターに入ると互いの得点が伸びない展開。アメリカは日本の外角シュートへのディフェンスのプレッシャーを高め、ノーマークでシュートを許さない。日本はハーフライン近くでダブルチームとディフェンスで仕掛けていくも、アメリカは確実に加点。このクォーターを21−10としたアメリカが前半を49−40とリードした。
後半の出だし、日本は3ポイントが好調な林とオコエをコートに入れ、追撃を図る。何度か1ケタ点差に追い詰めるものの、アメリカも粘り強くシュートを決めて日本の追随を許さない。
最終クォーター、林はパスカットから速攻、続いて髙田がシュートを決めて追い上げを図る。さらに町田からゴール下に駆け込んだオコエにパスが入るなど内外角を使って攻撃を仕掛けるが、アメリカは危うい場面もあるものの、第2クォーターからは一度もリードを許すことなく、試合終了を迎えた。第1クォーターの最後でリードを許したが、アメリカは第2クォーターで逆転すると、リードを奪われることはなかった。
個人記録では、髙田が15得点とチームのスコアリーダーに。林が12得点、オコエが11得点と3人が2ケタ得点をマークした。また町田は9得点11アシストと司令塔としての役割を全うしたが、アメリカは最後までペースを落とさず日本を退けた。日本はこれで1勝1敗、次戦、8月2日10時からナイジェリアと対戦し、決勝トーナメント進出を目指す。
■試合結果
アメリカ 86−69 日本
アメリカ|28|21|16|21|=86
日 本|30|10|13|16|=69
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