2021.07.27

金メダル獲得を目指す女子日本代表がフランスとの接戦を制して好発進/東京オリンピック

攻防において日本をけん引したキャプテンの髙田 [写真]=fiba.com
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7月27日、東京オリンピック女子バスケットボールの予選ラウンドが行われ、日本代表がフランス代表と対戦した。

 日本のスターティング5は長岡萌映子(トヨタ自動車アンテロープス)、髙田真希(デンソーアイリス)、三好南穂(トヨタ自動車)、町田瑠唯(富士通レッドウェーブ)、赤穂ひまわり(デンソー)。金メダルを獲得を目指す戦いがスタートした。

 試合開始直後、互いに硬さからかシュートを決められなかったが、フランスがリバウンドシュートを決めて先制。日本は序盤からメンバーチェンジを繰り返し、コートに入った林咲希(ENEOSサンフラワーズ)からゴール下の赤穂にパスが入り、日本が今大会初得点を挙げる。さらにその林の3ポイントで逆転に成功するものの、フランスは高さを生かしたゴール下だけではなく、3ポイントも織り交ぜて点数を重ねる。第1クォーターは13−17で終了。

 第2クォーター開始早々、本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)、馬瓜エブリン(トヨタ自動車)が3ポイントを連続で決めて逆転に成功する。その後は宮澤夕貴(富士通)の3ポイントが出るが、リードチェンジを繰り返す激しい展開に。前半は34−36と2点ビハインドで折り返した。

 後半の出だし、ディフェンスのプレッシャーを上げてフランスの得点を抑える。すると、長岡、赤穂、町田が立て続けに決めて、41−36とし、フランスベンチはたまらずタイムアウトを請求。その後、開始3分45秒にフリースローを1本決めてこのクォーターで初得点を挙げる苦しい展開に。それでもフランスはエースのサンドリーヌ・グルダにボールを集めて食らいついていった。

 52−49と3点リードで迎えた最後の10分、フランスはグルダ、日本は髙田、長岡、林が得点。残り3分を切って64−64の同点となる。残り1分15秒、髙田がドライブからレイアップシュートをファウルを受けながら決めてバスケットカウント。フリースローも決めて1点リード。残り28秒、長岡が3ポイントを決めて72−68とする。スティールから速攻を決められ2点差をされるが、林が得たフリースローを2本決めて74−70。日本がフランスを振り切り、大会初勝利を挙げた。

 個人記録を見ると、林が3ポイント3本を含む12ポイントでチーム最多得点をマーク。長岡が11得点、髙田が10得点、町田がアシスト11本と勝利に貢献した。またチーム記録ではリバウンドで日本が34本、フランスが35本と互角の数字を残し、サイズに劣る日本がゴール下でも奮闘した数字を残している。

■試合結果
日本 74−70 フランス
日  本|13|21|18|22|=74
フランス|17|19|13|21|=70

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