2021.07.29

八村が34得点と獅子奮迅の活躍見せるも、日本代表はスロベニアに敗れ2連敗/東京オリンピック

八村が30点を超える活躍で気を吐くも、日本はスロベニアに敗戦を喫した[写真]=fiba.com
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 7月29日、東京オリンピック男子バスケットボールの予選ラウンドが行われ、日本代表がスロベニア代表と対戦した。

 26日の試合では世界ランク2位のスペイン相手に善戦を見せた日本代表。大会2試合目のスターティング5は、田中大貴アルバルク東京)、馬場雄大(メルボルン・ユナイテッド)、渡邊雄太(トロント・ラプターズ)、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)、ギャビン・エドワーズ千葉ジェッツ)と初戦と同じメンバーで臨んだ。

 スロベニアのエースであるルカ・ドンチッチをいかに止めるかが注目されるなか、立ち上がりは渡邊やエドワーズ、馬場が入れ替わり立ち替わりマークについた。日本は相手に先制を許すなか、エドワーズがゴール下でチーム初得点を記録。田中の連続3ポイント、馬場の速攻なども決まって第1クォーター残り時間4分30秒には同点に追いつくことに成功する。しかし終盤にスロベニアに突き放され、29-23と6点ビハインドで第2クォーターへ。八村とドンチッチは最初の10分間でともに13得点をマークした。

 続く10分間は富樫勇樹千葉ジェッツ)が得意のフローターシュートで得点。比江島慎宇都宮ブレックス)のアシストから渡邊が3ポイントを沈めるなど粘り強く得点するが、相手のオフェンスを止めることができずに第2クォーター残り5分35秒には12点差まで引き離される。比江島の3ポイントやや馬場の速攻からの得点で点差を一ケタに縮める場面もあったが、結局41-53と12点差で前半は終了。

速攻から得点を重ねた馬場[写真]=fiba.com


 後半開始早々、日本は八村がロングレンジの2ポイントと3ポイントを続け様に沈めて加点。しかし、スロベニアに3ポイントを立て続けに決められてなかなか点差を縮められない。第3クォーター開始から5分ほど経過したタイミングで、ドンチッチがファウルトラブルによりベンチに下がるも、スロベニアの得点ペースは衰えず、瞬く間に点差は20点に。それでも終盤は渡邊や比江島の3ポイント、大会初出場を果たした張本天傑名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)のディフェンスから八村のダンクが生まれるなどして点差を詰め、64-80で最後の10分間へ。

 最後の10分間も流れは変わらず、コートに戻ってきたドンチッチにさらに得点許して点差が拡大。日本は終盤に富樫と金丸を投入して得点を縮めるにかかるも及ばず、最終スコア81-116で試合終了。日本はスペイン戦に続き大会2連敗を喫することとなった。

 日本代表は八村がチームハイの34得点記録したほか、渡邊が17得点、比江島が10得点を挙げた。勝利したスロベニア代表は、ドンチッチが25得点7アシスト、ドラギッチが24得点をマークした。

25得点を挙げたドンチッチ[写真]=Getty Images

■試合結果
スロベニア 116−81 日本
スロベニア|29|24|27|36|=116
日  本|23|18|23|17|=81

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