豪州戦で“ダブルダブル”、日本をけん引した藤岡麻菜美「期待に応えたい」

オーストラリア戦で、藤岡麻菜美(JX-ENEOSサンフラワーズ)は18得点10アシストの活躍 [写真]=小永吉陽子

 7月23日にインドのバンガロールで開幕したFIBA女子アジアカップで、「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チームが25日にオーストラリア代表と対戦。FIBAランキング4位の強豪を相手に接戦を演じたが、最終スコア74-83で敗れた。

 ベンチスタートの藤岡麻菜美(JX-ENEOSサンフラワーズ)は約30分間コートに立ち、18得点10アシストの“ダブルダブル”を記録。「重たい展開だったので、速いペースにすることを意識して(試合に)入りました」と試合を振り返り、「自分にとって初めてのアジア選手権で、このような競ったゲームを経験できたのはすごくプラスです」と話した。

 チーム最多となる16本のフィールドゴールを放って攻撃をけん引した23歳の司令塔は、「(筑波)大学ではキャプテンでエースでした。その気持ちが体に蘇ってきた感じがしました」と語り、「このレベルでもできることがわかったので、自信を持ってプレーしたいと思います。ガードによって(チームの)雰囲気も変わります。(町田)瑠唯(富士通レッドウェーブ)さんだけだと足りないから(自分を)連れてきたのだと思います。結果としてトム(ホーバスヘッドコーチ)さんの期待に応えたいと思います」と責任感を口にした。

 また、オーストラリアのコンタクトプレーについては「(今までで)1番すごかったです」と印象を述べ、「当たることに関して、全身全霊をかけてくるようでした。韓国は当たったら少し嫌がるようなところがありましたが、オーストラリアはそれがなく、しつこさがありました。そこは自分たちも嫌がってしまったので、嫌がらずに自分たちが同じことをやっていかないといけません」と意欲を示した。

 なお、2勝1敗の成績で予選グループBを2位通過した日本は、27日にチャイニーズ・タイペイとの決勝ラウンド準々決勝に臨む。

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