惜しくもアジア選手権2位で終えたU18女子代表、奥山理々嘉「本当にいい経験だった」

今大会は主に3ポイントから得点を挙げた奥山[写真]=fiba.com

 10月28日から11月3日の期間、インドのバンガロールで開催された「FIBA U18 女子アジア選手権 2018」。5日、同大会を準優勝で終えた女子U18日本代表メンバーが帰国し、羽田空港においてメディア取材に応じた。

 世代屈指のポイントゲッターである奥山理々嘉(八雲学園高校3年)は、「決勝で勝ちたかった」と悔しさをあらわにしたが、「中国やオーストラリアなど、アジアのトップのチームと戦って、自分自身の課題がたくさん見つかりました。本当にいい経験だったと思います」と今大会を総括した。

 八雲学園高校では主にパワーフォワードとしてプレーするが、今回の日本代表ではシューターの役割を担い、大会を通じて48パーセントという3ポイント成功率をたたきだした奥山。「いつも(八雲学園高校)とは違う形で3ポイントの得点が多かったんですけど、もっともっとを決めていたら中国に勝てたかなと。中国を倒すためには、さらに自分の役割を磨かなきゃいけないです」

 惜しくも準優勝に終わったが、来年行われる「FIBA U19 女子バスケットボールワールドカップ 2019」への出場権を獲得した日本。奥山は今後、高校のチームに戻り、5日後には「SoftBankウインターカップ2018 平成30年度 第71回全国高等学校バスケットボール選手権大会」出場を懸けた東京都予選を控えている。

「高校でのバスケット生活もあと2カ月あるので、成熟してチームが優勝することと、次の世界大会に向けてレベルアップして、もっと日本の勝利に貢献できるようにしたいです」と意欲を示した。

 日本の未来を背負う点取り屋が、ウインターカップではチームを頂点へと導く姿に期待したい。

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