『エア ジョーダン』シリーズ(以下AJ)のニューモデルがついに発表された。記念すべき35作目となる『AJ35』は、AJ34をさらにアップデートさせ、できる限りの軽量化を図り、アスリートがバスケットボールシューズに求める必須要素のみにフォーカスすること を受け継いでいるという。先行カラーの『AJ35 “Center of Gravity”』は10月17日発売予定(中国では9月27日に先行発売)だ。
AJ35の特徴は、“エクリプスプレート”をよりアップデートさせた。よりスムーズに体重移動ができるようにしており、さらに大きいズームバックを採用することで反発性を強くし、推進力をが生まるように作られている。またさらに“エクリプスプレート”が、足を横からも支えており安定性も高めることにも成功した。
また、トラクション・グリップ性もこだわっている点。そのため2つのヘリンボーンパターンを組み合わせてアウトソール全体に採用しており、最高のトラクションを実現するように設計されている。
そして足を支えて固定する“フライトワイヤー”を使用。足をしっかりとシューズに安定させるために通気性、軽さを損なわずに固定する機能も忘れていない。
発売と同時に八村塁PEも発表
NBAデビューと同時にジョーダンブランドアスリートに選ばれた八村塁(ワシントン・ウィザーズ)。今回、AJ35の発売に合わせてPEモデルが発表された。
AJ35の中でもエキサイティングなカラーとなっている八村塁PEにはウォリアー(勇者の意味)のニックネームがつけられている。そんな八村オリジナルモデルのデザインコンセプトを聞いてみた。
「AJ35の中でもエキサイティングなカラーとなっています。またAJ34 PEにも採用していた八村選手のロゴもシュータン部分に取り入れており、配色の仕方が新しくなっています。黒と赤がベースカラーになっていて、八村選手にとっては新しいイメージになっているかと思います。
また八村塁選手のルーツやパーソナル部分も盛り込んでいます。インスピレーションとしては、八村選手の謙虚で内に闘志を秘めているというマインドを持っているところと日本人というルーツの部分を取り入れています。
八村選手にもスケッチやカラーも見てもらいながら、良いところ、悪いところのフィードバックをもらっています。また八村選手にはとても楽しみにしてもらっているようです」
最後に今回のAJ35の仕上がりについて、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)はどのような感想を持っているのか? ナイキに問い合わせをした。すると…「マイケル・ジョーダンは製品を仕上がりに喜んでいました。エクリプス プレート 2.0やフライトワイヤーなどの高機能でテクニカルな特徴に加えて、『エア ジョーダン 5』とのつながりや、様々な色、プレミアムな素材が使われていることなどを気に入っていました」との回答が届いている。