2020.09.27
9月19日(現地時間18日、日付は以下同)に幕を開けたウェスタン・カンファレンス・ファイナル初戦は、ロサンゼルス・レイカーズが第2、3クォーターに67-41と大差をつけ、最終スコア126-114でデンバー・ナゲッツに先勝。
「俺たちにとっては(最初の)クォーターで把握することができたように思う。完全に掌握できたと言ってるわけじゃない。シリーズはまだ始まったばかりだからな。でも俺たちはいいスタートを切ることができたと感じるね。ディフェンス面でいいリズムで入ることができたし、第2クォーターでいくつかストップさせることができた。それでリードを広げてハーフタイムに入ることができた」。
レブロン・ジェームズはそう振り返り、レイカーズは今年のプレーオフのシリーズ初戦に初勝利。最大27点差をつけ、危なげない形で幸先の良いスタートを切った。
この試合ではアンソニー・デイビスがゲームハイの37得点に10リバウンド4アシスト、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが18得点、レブロンが15得点6リバウンド12アシスト、ドワイト・ハワードが13得点3リバウンド2スティール2ブロック、カイル・クーズマが11得点、ラジョン・ロンドが7得点9アシスト2スティールをマーク。
レイカーズはレブロン、ロンド、デイビスに加えてベンチスタートのアレックス・カルーソが4アシストを残し、チーム全体で33アシストと抜群のボールムーブを展開し、ナゲッツを寄せ付けず。
その要因について、デイビスは今季のシーズンMVPの投票結果だと指摘する。「あれは間違いなく彼(レブロン)をスパークさせたね。彼は何かを証明しようと、まるで怒っているかのようにプレーしていた」。
この日発表されたシーズンMVPは、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)が2シーズン連続で受賞。101票あった1位票の内訳は、アデトクンボが85、レブロンが16と大差が開いたことで、レブロン自身も“むかついた”ことを認めており、リーグ最高級のプレーメイカーとしてレイカーズの大勝を演出したと言えるだろう。
また、この日ロンドはプレーオフの通算アシスト数を1025本へと伸ばし、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか/1022本)を抜いて歴代10位へと浮上。レイカーズはレブロン(1787本/歴代3位)、ロンドというプレーオフ史上10本の指に入るアシスト数を誇るプレーメイカーを中心に、ナゲッツのディフェンス陣を切り崩してみせた。
一方のナゲッツでは、ニコラ・ヨキッチとジャマール・マレーがそろって前半だけで3ファウルをコールされるなどリズムが悪く、レイカーズの前に完敗。
ファウルコールについて「どういう展開になっていくかは分かってた。俺たちは若いチームだからね」と振り返ったマレーは、今後に向けて「何とか解決する方法を見つけていく。俺たちはそう簡単に引き下がったりはしない」と口にしていた。
この試合ではヨキッチが21得点6リバウンド、マレーが21得点5アシスト、マイケル・ポーターJr.が14得点10リバウンド4アシストを残すも、そのほかの選手たちはいずれも1ケタ得点に終わった。
21日に行なわれるシリーズ第2戦に向けて、ナゲッツがどのような修正をしてくるのか注目したい。
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