主力の欠場がある中、リーグトップの成績を記録
10連勝でオールスターブレイクを迎え、ゴールデンステート・ウォリアーズを0.5ゲーム差で上回り、リーグトップに立ったヒューストン・ロケッツ。
大黒柱ジェームズ・ハーデンをはじめ、クリス・ポールやエリック・ゴードン、トレバー・アリーザ、クリント・カペラを軸に勝ち星を量産している。
2月19日(現地時間18日)、現地メディア『USA TODAY Sports』の取材に対し、ハーデンは「現在のロースターとパフォーマンスの面から見れば、このチームは俺がこれまでプレーしてきた中でもベストチームの1つだと思ってる。そして俺たちのゴールはチャンピオンシップを勝ち取ることなのは明らかだ」と語った。
もっとも、ロケッツはここまでずっと、ベストメンバーで戦ってきたわけではない。ポールが18試合、アリーザが13試合、ハーデンは7試合、ゴードンが6試合、カペラは5試合を欠場しているからだ。
そんな中、勝率5割以下のチームに対して22勝4敗、勝率5割を上回るチームに対しても22勝9敗と好成績を残している点は評価に値する部分と言っていい。
ハーデンは新加入したベテランのポールに対して「俺たちはそろって競争力が激しく、勝利を欲している。それにバスケットボールをよく理解している。だから一緒にプレーしていてとてもハッピーだ」と賛辞を送った。そして少し笑みを浮かべながらこう続けた。
「まだシーズンの半分しかプレーしていないけど、信じられないよ。俺たちは、まるで長い間ずっと一緒にプレーしてきたかのように感じるくらいなんだ。彼とチームメートでいることができるのはすばらしいことだし、とても楽しい。ファンにとっても、エキサイティングだろうね」。
プレーオフに向けて戦力増強し、盤石の態勢で終盤戦へ
そんな中、ロケッツはジョー・ジョンソンとブランドン・ライトという、2人のベテランを加えた。キャリア17年目のジョンソンは36歳の大ベテランで、キャリア平均16.2得点4.0リバウンド4.0アシストという実績を持つ。ライトは208センチのビッグマンで、キャリア平均7.0得点3.6リバウンドをマークしている。そしてジョンソンには112試合、ライトには12試合のプレーオフ出場経験がある。
「俺たちは彼らが必要だった。プレーオフの経験を持っている選手だからね。俺たちは何よりも勝ちたいだけなんだ。これで俺たちのチームは、全員がハングリーであり、ハイレベルな争いに立ち向かう準備ができたと思う」とハーデン。そしてロースターに対してハーデンはこう続けた。
「俺たちのチームは実にいい選手層を誇っている。このチームは、誰がコートに入っても、しっかりと仕事をこなすことができる。これは出場時間が少なくなるともいえるけど、エキサイティングなことだ」と自信を見せている。
リーグベストの勝率を残しながら、ロケッツから今年のオールスターに出場するのはハーデンのみ。この点も終盤戦に向けて、大きなモチベーションとなってくるに違いない。