コンディションを万全に整えて今なおハイレベルなプレーを続けるベテラン
2月19日(現地時間18日)、カリフォルニア州ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われた「NBAオールスター2018」で、TEAMレブロンのキャプテンを務めるレブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)がMVPを獲得した。
2005年から14年連続で出場してきたレブロンにとって、MVPに輝いたのは06,08年以来3度目となった。33歳を迎えたベテランだが、バウンズパスやノールックパスでチームメートのダンクを演出したかと思えば、自らがリバースダンクでアリウープをたたき込むなど、球宴で躍動。
またTEAMステフィンが主導権を握る中、第4クォーター終盤に同点となる貴重な3ポイントシュート、そして逆転となるショットを沈めて逆転勝利の立て役者となった。
The best down the stretch action from #TeamLeBron and #TeamStephen in the 2018 #NBAAllStar Game! pic.twitter.com/tINZIqhfZe
— NBA (@NBA) February 19, 2018
試合を終えたレブロンは、各国のメディアに囲まれてこのように答えた。「(両キャプテンによるドラフト制となった)このフォーマットは最高だったと思う。そしてファンがすばらしかった。彼らの大声援が、とてもポジティブな方向へと導いてくれた」。
また、新システム移行を決めたアダム・シルバー コミッショナーを称賛した。
「俺たちのコミッショナーは、これまでにない、まったく新しいこととなったオールスターのフォーマット変更にトライしてくれた。これは選手やリーグだけでなく、ファンの皆にとって良いことだと思った。お陰ですばらしいオールスターウィークエンドを過ごすことができたよ」とレブロンは語った。
ベテランとなった今でも、いまだに最高級のレベルを維持していることについて聞かれると「まず聞いてほしいのは、俺は若い選手たちのことを尊敬してるし、彼らが大好きだということ。そして俺は、自分の体をケアすることに関して、プライドを持ってる。毎晩、コートに出てプレーできるように常にチェックして、より良い状態にしようとしてるんだ。そしてコートでチームメートをリードし、今でもハイレベルでプレーできることを証明しようとしている。今はすごくいい感じだ」とレブロン。
今回のオールスターでMVPを獲得したことについて聞かれたレブロンはこう答えた。
「俺は常に、この場にいることができてありがたいと思っているし、ほかの選手たちとの違い、そしてインパクトを残そうとしているだけ。最初のオールスター(05年)から今まで、毎年より良くなろうとしてきたんだ。ファンが14年連続でオールスターのスターターとして俺に投票してくれたことに、とても感謝している」。
そして話題は今シーズンへと移っていった。レブロンにとって、ゴールはもちろん優勝である。
「俺はチャンピオンシップを勝ち取るためにプレーしている。そのために、俺たちにはまだまだやらなければならないことが多くある。オールスターブレイクを前に、チームには4選手が加わったからね。あまり先のことを考えるのは好きではないけど、チャンピオンシップこそが俺のゴールであることに変わりはない。そのゴールに向かって進んでいくことが楽しみだ。チームメートたちもエキサイトしているから、ここからはマインドセットしていく」。
現在4連勝中と好調なキャブス。オールスター明けの初戦は、2月23日(同22日)のワシントン・ウィザーズ戦となる。レブロンのオールスターMVP獲得を機に、チームのムードも高まっているに違いない。