【NBA】通算1,120試合に出場してきたレブロンが、直接対決で負け越している3チームはどこだ?

現地時間2/25のスパーズ戦、レブロン率いるキャブスは94-110で敗れた[写真]=Getty Images

スパーズ、ロケッツ、ナゲッツに負け越しているレブロン

 2003-04シーズンにデビューし、今季で15シーズン目をプレーするレブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)。

 昨季までの14シーズンのうち、レブロンが所属していたチームにおいて、勝率5割未満はルーキーシーズンのみ(35勝47敗、勝率42.7パーセント)、11シーズンで勝率6割以上を残してきた。

 そんなレブロンにとって、これまでのキャリアにおける各チームとの直接対決で、負け越しているチームが3つあるという。

 現地メディア『ESPN Stat & Info』によると、その3チームはサンアントニオ・スパーズ、ヒューストン・ロケッツ、デンバー・ナゲッツだという。

 2月26日(現地時間25日)、レブロン率いるキャブスはサンアントニオ・スパーズに94-110と敗れてしまい、スパーズとの直接対決の戦績が13勝14敗になった。

 スパーズとロケッツ、そしてナゲッツはいずれもウエストのチーム。レブロンはこれまでイーストのチーム(キャブスとヒート)でプレーしてきたため、シーズン中はホームとアウェー各1試合、計2度対戦してきたことになる。

ポポヴィッチHCが指揮するスパーズに苦手意識あり?

 ロケッツとナゲッツに関しては、オフェンス志向のチームであり、点の取り合いに敗れたことで黒星を喫してきたのだろう。

 一方、スパーズはどちらかというとディフェンシブなチーム。レブロンはこれまで3度、NBAファイナルでスパーズと対決しているのだが、シリーズ戦績で見ると1勝2敗と分が悪い。キャブスで自身初のNBAファイナル進出を果たした07年はスパーズを相手に4連敗、ヒートの一員として戦った13年こそ4勝3敗で倒したものの、第5戦を終えてスパーズに王手を許していた。さらに14年のファイナルでは1勝4敗と惨敗している。

 07年当時はブルース・ボウエン(元スパーズほか)、現在はカワイ・レナードというリーグ屈指のディフェンダーがいたこと、そしてグレッグ・ポポヴィッチHCが指揮する巧みなディフェンスと、流麗なボールムーブメントを奏でるオフェンスに苦しんできたと言えるだろう。

2007年ファイナルより。レブロンはティム・ダンカン(中央)を軸とするスパーズのディフェンスに苦しめられた[写真]=Getty Images

 昨年1月、レブロンはスパーズとの試合を終えると、現地メディア『ESPN』に対してこのように語っていた。

 「俺が思うに、彼(ポポヴィッチHC)は史上最高のコーチだと思う。ポップ(ポポヴィッチの愛称)はどんな時でも、アジャストしてきた。誰にも気付かれずに、有能な選手と作戦を用意してくるんだ。俺にもわからないね」。

 ファイナルにおける戦績、スパーズの綿密なスカウトと戦術に対する印象を聞く限り、レブロンは特にスパーズを苦手としているようだ。

先月のスパーズ戦にて。レブロンはポポヴィッチHC(左)をリスペクトしていることは明らかだ[写真]=Getty Images

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