試合開始から約6分で記録更新!
3月31日(現地時間30日)、クリーブランド・キャバリアーズが、ホームのクイックン・ローンズ・アリーナにニューオリンズ・ペリカンズを迎えた。
29日(同28日)に行われたシャーロット・ホーネッツ戦で41得点を挙げ、連続2ケタ得点試合数で歴代1位のマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)に並ぶ866を記録していたレブロン・ジェームズは、最初のフィールドゴールをダンクで決めると、第1クォーター残り約6分、豪快なボースハンドダンクで11得点目を奪い、早々に867試合という史上最長記録を樹立。
THE MOMENT!@cavs fans congratulate LeBron James on his double digit scoring record!#AllForOne pic.twitter.com/CeKZU2UFlc
— NBA (@NBA) March 31, 2018
この記録がアナウンスされると会場のファンは大盛り上がり。巨大モニターに映ったレブロンへ拍手を送ると、次第に「MVP」チャントへと変わっていった。通算3万得点や月間平均トリプルダブルといった快挙を達成してきた今季のレブロンに、新たな勲章が加わった瞬間である。
試合はレブロンの27得点9リバウンド11アシストの活躍もあり、キャブスが107-102でペリカンズを下した。この勝利によって、イースタン・カンファレンス3位のキャブスは46勝30敗、敗れたペリカンズは43勝33敗となった。
レブロンは今後も2ケタ得点を継続するはず
ジョーダンは1986年3月26日(同25日)のニューヨーク・ニックス戦から2001年12月27日(同26日)のシャーロット・ホーネッツ戦にかけて、連続2ケタ得点試合をマークしてきた。NBAでプレーする選手として、間違いなく偉大な記録であり、かつては金字塔と称されることもあった。
そのジョーダンを上回る快挙を達成したレブロンは、2007年1月7日(同6日)のニュージャージー・ネッツ戦以降、出場した全試合で2ケタ得点を逃したことはない。来る日も来る日も、チームを勝利へと導くべく、レブロンは得点をはじめリバウンドやアシスト、ディフェンスなど八面六臂の活躍を見せてきたのである。
子どもの頃のアイドル、ジョーダンがNBAで成し遂げてきた偉業を超えるべく、レブロンは33歳となった現在も、毎試合身を粉にしてバスケットボールをプレーしている。連続2ケタ得点記録でジョーダンを1試合上回っただけでレブロンが満足することはあり得ない。
レブロンは今後も、自身が持つ能力を最大限に発揮すべく入念な準備をし、コンディションを整えて記録を更新し続けるはずだ。