3、4月の最優秀選手にレブロンとデイビス、最優秀新人はシモンズとミッチェル!

3、4月の月間最優秀選手に選ばれたレブロン(左)とデイビス(右)[写真]=Getty Images

 4月13日(現地時間12日)、NBAは3、4月の月間最優秀選手、月間最優秀新人、月間最優秀コーチを発表した。

■月間最優秀選手(プレーヤーズ・オブ・ザ・マンス)
イースタン・カンファレンス:レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)
ウエスタン・カンファレンス:アンソニー・デイビス(ニューオリンズ・ペリカンズ)

リーグトップの得点力で今季4度目の選出

 期間中の22試合でリーグトップの平均29.6得点を挙げたレブロンは、イースト2位となる平均9.5アシスト、イースト5位の平均9.4リバウンドをマーク。また、フィールドゴール成功率53.6パーセント、3ポイントシュート成功率も38.3パーセントと、ショットの面でも見事な数字だった。今季のレブロンは、10/11月、12月、2月に続く4度目、通算38回目の選出となった。トリプルダブルを期間中に6度も記録したレブロンの活躍もあり、キャブスは14勝8敗を残し、4シーズン連続となる50勝以上を達成。

レブロンの活躍もあり、イースト首位のラプターズ戦でキャブスは連勝。シーズン成績を2勝1敗で終えた[写真]=Getty Images

多方面にわたる活躍で2度目のPO出場権獲得!

 一方、デイビスは期間中、リーグ3位の平均28.2得点、リーグ7位となる平均11.1リバウンドに加え、リーグベストの平均3.65ブロック、さらにウエスト4位の平均1.85スティールというマルチな成績を残し、今季2度目(通算2度目)の選出となった。デイビス率いるペリカンズは、期間中に13勝8敗(デイビス出場試合は13勝7敗)をマーク。激戦となったプレーオフ出場争いを生き残り、ウエスト6位となる48勝34敗でシーズンを終えた。デイビスは2015年以来2度目のプレーオフ出場となる。

インサイドで猛威を振るうデイビス。ディフェンスに定評のあるスパーズ相手にも果敢に攻め込んだ[写真]=Getty Images

■月間最優秀新人(ルーキーズ・オブ・ザ・マンス)
イースト:ベン・シモンズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ/3か月連続4度目)
ウエスト:ドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ/4か月連続4度目)

リーグベストの成績へと導いた万能戦士

 3か月連続、計4度目の選出となったシモンズは、208センチの新人ポイントガードとして申し分ない活躍を見せた。期間中、シモンズは平均13.7得点、フィールドゴール成功率58.7パーセント、そしてルーキートップとなる平均10.1アシストと9.3リバウンドをマーク、チームはレギュラーシーズンをフランチャイズ新記録となる16連勝で終えた。3、4月にシクサーズが残した20勝3敗は、リーグベストというすばらしい成績だった。

大黒柱エンビード不在の中、現地時間4/6のキャブス戦ではシモンズがトリプルダブルをマークして勝利[写真]=Getty Images

28年ぶりの快挙を達成した点取り屋

 4か月連続で選出されたミッチェルは、期間中にルーキートップとなる平均22.8得点、さらに平均4.4リバウンド4.2アシスト1.52スティールをマーク。ミッチェルの活躍もあり、ジャズは期間中、ウエストトップタイとなる17勝4敗という好成績。最終成績を48勝34敗とし、2年連続でプレーオフ出場を決めた。ちなみに、45勝以上挙げたチームでルーキーがスコアリングリーダー(ミッチェルは平均20.5得点)となったのは、1989-90シーズンのデイビッド・ロビンソン(元サンアントニオ・スパーズ/平均24.3得点)以来初。ミッチェルは28年ぶりの快挙を達成している。

ミッチェルはアグレッシブなプレーでジャズのオフェンスをけん引した[写真]=Getty Images

■月間最優秀コーチ(コーチズ・オブ・ザ・マンス)
イースト:ブレット・ブラウン(シクサーズ/初選出)
ウエスト:クイン・スナイダー(ジャズ/初選出)

就任5季目で50勝以上を記録

 イーストではシクサーズをフランチャイズ史上最長となる16連勝、期間中にリーグベストの20勝3敗へと導いたブラウンHCが初選出。3月16日(同15日)から始まった16連勝中、シクサーズは平均14.1得点差をつけて勝利し続けた。就任5シーズン目となったブラウンHCは、今季シクサーズを2000-01シーズン以来となる50勝以上(52勝30敗)へと引き上げている。

リーグトップのディフェンス力を誇示

 スナイダーが指揮するジャズは、期間中にヒューストン・ロケッツと並ぶウエストトップタイの17勝4敗を残し、48勝34敗(ウエスト5位)でレギュラーシーズンを終えた。ミッチェルというオフェンスの軸を持つジャズだが、このチームの真骨頂はやはりディフェンス。期間中、ジャズはいずれもリーグトップとなるディフェンシブ・レーティング(95.9)、平均失点(95.4)、被フィールドゴール成功率(42.5パーセンント)を残し、激戦のウエストを勝ち抜いた。

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