筋骨隆々な選手で構成するロケッツ版スモールラインナップ
5月17日(現地時間16日)、ウエスタン・カンファレンス・ファイナル第2戦で、ヒューストン・ロケッツはゴールデンステート・ウォリアーズに127-105と快勝し、シリーズ戦績を1勝1敗のタイにした。
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ウォリアーズが誇るスモールラインナップ、いわゆる“死のラインナップ”に対して、ロケッツのPJ・タッカーは現地メディア『USA TODAY Sports』へ「俺たちのスモールラインナップがリーグベストだ」と言い放った。
ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、アンドレ・イグダーラ、ケビン・デュラント、ドレイモンド・グリーンで構成されるウォリアーズの最強ラインナップは、昨季からここぞという場面で相手チームを圧倒し、過去3年で2度目の優勝をもたらしている。
ロケッツはクリス・ポール、ジェームズ・ハーデン、トレバー・アリーザ、エリック・ゴードン、そしてタッカーによるスモールラインナップでウォリアーズに対抗。第2戦で快勝したことで、自信を深めていると言っていいだろう。タッカーは続けてこのように語っていた。
「(あのラインナップが)俺のお気に入りなんだ。俺たちがスモールラインナップで突き進めば、俺たちこそがベストだと感じている。俺たちがやっていることは誰にも止めることができないと思ってる。『スモールで行きたいか?』と聞かれれば『オーケー、いいね』という感じさ。俺たちは今後もスモール(ラインナップ)で行くだろう。俺たちのスモールラインナップこそがリーグでベストなのさ」。
ロケッツが誇るスモールラインナップは、2メートルを超える選手がアリーザ(203センチ)のみと、文字通り小柄である。ただし、ポール、ハーデン、ゴードン、タッカーはいずれも2メートル未満ながら筋骨隆々の肉体を誇り、フィジカルコンタクトに強く、3ポイントシュートも決めることができるシュート力を持ち合わせている。
両チームともリーグトップレベルのオフェンス力と爆発力を持つだけに、どれだけ相手チームのオフェンスをスローダウンできるかが、このシリーズを勝ち抜くためのポイントの1つとなると言えるだろう。
シリーズ第3戦でも、両チームがそれぞれ強みとするスモールラインナップを起用することはほぼ確実。ホームに戻って戦うウォリアーズが、ロケッツのスモールラインナップに対してどんな策を練ってくるのか。このシリーズの注目ポイントとなるに違いない。