ロケッツのマイク・ダントーニHCが第7戦のクリス・ポール出場の可能性について言及

第7戦に出場できる可能性を残すポール[写真]=Getty Images

試合直前までプレーできるかチェックして判断する予定

 5月27日(現地時間26日)に行われたゴールデンステート・ウォリアーズとのウエスタン・カンファレンス・ファイナル第6戦に敗れてしまったヒューストン・ロケッツ。

 前半を終えて10点リードしていたものの、後半で一気に逆転され、最後は29点差で敗れてしまった。

 NBAファイナル進出を懸けたシリーズ最終戦は29日(同28日)。ロケッツのホーム(トヨタ・センター)で大一番を迎えることとなる。

 大黒柱のジェームズ・ハーデンをはじめ、選手たちはシリーズ制覇に向けて自信を持っているものの、それが“確固たる自信”となるには、やはりクリス・ポールの存在が不可欠。

 第5戦終盤に右ハムストリングを痛めた影響で第6戦はベンチからチームメートたちに指示を送っていたポール。この男が第7戦に出場できるのならば、ロケッツが王者ウォリアーズを打ち負かす可能性は十分あると言っていいだろう。

チームに帯同し、第6戦はベンチからチームメートたちを鼓舞していたポール[写真]=Getty Images

 マイク・ダントーニHCは、28日(同27日)に行われたカンファレンス・コールで、ポールの現状をこのように語っていた。

 「トレーナー、クリス、そして医師からの許可を得ることができれば、彼は試合に出る準備を始めることになる。そこで同意を得ることができないと、たぶん彼はプレーできないだろう。つまり、現状では未定で、(出場できるかどうかは)ゲーム直前で決めることになると思う」。

 ポールの回復状況については「いいだろう」(ダントーニHC)とコメントしているものの、ハムストリング負傷後、ランニングやワークアウトは一切できていないため、29日(同28日)の朝に再度チェックすることになるという。

 ウォリアーズとのシリーズで、ポールは平均36.7分19.8得点6.8リバウンド4.6アシスト1.8スティールを残しているのだが、ディフェンス面における貢献度やコート上で放つ存在感は、選手層の厚いロケッツといえども代えがたい選手。

 完治していない状況で出場した場合、選手生命を縮める可能性も十分あるだろう。だが、勝てるチャンスがあった試合に出場できなかったことで一生後悔する可能性もある。

 そのため、最後はポールの決断次第となりそうだ。

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