2018.10.17
5月25日(現地時間24日)、ヒューストン・ロケッツはゴールデンステート・ウォリアーズとのウエスタン・カンファレンス・ファイナル第5戦に競り勝ち、3勝2敗でシリーズ突破に王手をかけた。
1995年以来のNBAファイナル進出を懸けて、ロケッツは27日(同26日)、敵地オラクル・アリーナで行われる第6戦を迎えることとなる。
だが、ロケッツにとって懸念材料なのは、ここ2試合で見事な活躍を見せていたクリス・ポールが右ハムストリングの負傷により第6戦に欠場することだろう。ポールは第5戦終盤に同箇所を痛めてしまい、勝利の瞬間をベンチから見守っていた。
26日(同25日)のチーム練習で、ジェームズ・ハーデンは現地メディア『ESPN』へこのように語っている。
「クリスがきわめて見事なプレーを見せていたのは間違いないね。早く回復できるといいなと思ってる。(ポール不在の第6戦は)シーズンをとおしてプレーしてきたチームメートたちにとって、ステップアップするチャンスだし、このすばらしい機会を活用するチャンスだ」。
もし仮に、ロケッツが第6戦に敗れてシリーズ第7戦を迎えた場合も、ポール復帰の可能性は今のことろ「分からない」(マイク・ダントーニHC)という。
「我々がやっていること、どのようにやっているかを変えることはないだろう」と指揮官は語るが、ポール欠場により、ここ2試合で戦っていた7人ローテーションから、8、9人で戦うことになりそうだ。
ダントーニHCによると、ポールの代わりに先発するのはエリック・ゴードンだという。シーズン中、先発出場した試合で、ゴードンは平均21.5得点3.4アシストを記録しているため、ベストな選択と言っていい。
Eric Gordon drops a team-high 24 PTS off the bench to propel the @HoustonRockets to a 3-2 series lead! #Rockets #NBAPlayoffs pic.twitter.com/dXJU0AHols
— NBA (@NBA) May 25, 2018
なお、第6戦ではルーク・バー・ア・ムーテのプレータイムが増えることになるだろうとダントーニHCは示唆している。バー・ア・ムーテは第5戦を終えた時点で3試合に出場し、平均13.2分に出場、平均1.7得点2.0リバウンドを記録している。ディフェンス面においてはまずまずの貢献を期待できるものの、オフェンス面に関しては不安が残る。ここまでフィールドゴール成功率15.4パーセント、3ポイントシュート成功率25.0パーセントと壊滅的で、チームとしてチャンスを作った場面でレイアップをミスするなど、ここまで不振が続いている。
ポール不在の第6戦で、バー・ア・ムーテのショットが突如入り出すかもしれないが、現実的にはここまでシリーズ全試合に出場しているハーデン、クリント・カペラ、トレバー・アリーザ、PJ・タッカー、ゴードン、ジェラルド・グリーンのプレータイムが増える可能性が高い。
もっとも、ハーデンの自信が揺らぐことはない。
「俺たちはロースター全員に対してとても自信を持っている。いつものようにね。(ポール不在は)俺たちにとって別に新しいことなんかじゃない。シーズン中も、俺やクリス、そのほかの選手が欠場していても、他の誰かがコートに入って、とてもよく貢献していた」。
はたして、ポール不在の第6戦で、ロケッツはウォリアーズ相手に勝利することができるのか。ハーデンの活躍は必須条件として、タッカーやアリーザ、ゴードンが爆発すれば、ウォリアーズ撃破は決して不可能ではないだろう。
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