トロント・ラプターズは6月15日(現地時間14日)、アシスタント・コーチを務めていたニック・ナース氏を、新ヘッドコーチへと昇格させることを発表した。
Official: We've promoted Nick Nurse to be our 9th Head Coach in franchise history. #WeTheNorth
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— Toronto Raptors (@Raptors) June 14, 2018
ラプターズは今季、球団史上最高の59勝23敗でイースト1位という好成績でプレーオフに臨んだものの、カンファレンスセミファイナルでレブロン・ジェームズ率いるクリーブランド・キャバリアーズにスイープを喫し敗退。この結果を受け、計7シーズンにわたって指揮を執っていたドウェイン・ケイシー氏(現デトロイト・ピストンズHC)を解雇し、チームの一新を図っていた。
ナース新HCは現役引退後、6シーズンにわたってNBAの下部リーグ、Dリーグ(現Gリーグ)のクラブで指揮官を務めていた。下部リーグ史上初の、2つの異なるチームで優勝を果たすという偉業を成し遂げた手腕が評価され、2013年にラプターズのオフェンスシステムの担当としてACに就任。また、ロンドンオリンピックでは、イギリス代表のACも務めていた。
同氏は就任に際し、「私はトロント・ラプターズのヘッドコーチとしての役割、そしてここにいる素晴らしい選手たちと戦いを続けることに誇りを持っています。またこのような機会を下さった、フロントの方々に感謝しています。トロントの地とラプターズという組織は、5年前から私のホームであり、ともに成功し、成長を見てきましした。NBAチャンピオンを目指し、来季もともに戦うことが非常に楽しみです」とコメントし、昇格を喜んだ。
なお、ナース氏の契約期間は3年となっている。