新人史上2位のトリプルダブルを記録したオーストラリア出身の万能戦士
6月26日(現地時間25日)、カリフォルニア州サンタモニカのバーカー・ハンガーにて、『2018 NBAアワーズ』が行なわれた。
今季の新人王最終候補には、ベン・シモンズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)の3人だったのだが、シモンズが勝ち取った。
シモンズは1997-98シーズンのティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)以来、史上8人目となる50勝以上を挙げたチームから選出された新人王となった。トリプルダブルでシモンズはリーグ3位となる12回を記録し、ルーキー史上2位という見事な記録を残している。
シモンズは新人王受賞後、このようなコメントを口にしていた。
「まず家族と友人に感謝を述べたいです。彼らがいなければ、きっと私はここにいないと思います。私のチームメートとすばらしいコーチ、そしてフィラデルフィアという町は、愛情を持って私と家族に接してくれました。ありがとうございます」。
2016年ドラフト1位指名でシクサーズ入りした208センチのシモンズは、ルーキーシーズンとなった昨季をケガのため全休。満を持して迎えた今季、81試合すべてに先発ポイントガードとして出場。平均33.7分15.8得点8.1リバウンド8.2アシスト1.7スティールをマーク。
シモンズ擁するシクサーズはシーズン終盤を怒濤の16連勝で締めくくるなど、イースタン・カンファレンス3位となる52勝30敗を記録。12年以来となるプレーオフ進出を果たした。