ロケッツの主軸を務めたトレバー・アリーザがサンズとの1年1,500万ドルに合意へ

ここ4シーズン在籍したロケッツを離れ、新天地にサンズを選んだアリーザ[写真]=Getty Images

飛躍を狙うサンズが求める“3&D”に秀でたベテラン

 現地時間7月1日、複数の現地メディアによると、ヒューストン・ロケッツで直近4シーズンの間、不動の先発スモールフォワードを務めたトレバー・アリーザが、フェニックス・サンズとの契約に合意したと報じた。

 今夏、3ポイントシュートとディフェンスに秀でた“3&D”タイプのベテランを欲していたサンズにとって、アリーザは理想的な人材と言っていいだろう。203センチのアリーザは、スモールラインナップではパワーフォワードを務めており、ここ5シーズンすべてにおいて平均2.3本以上の3ポイントシュートを沈めている。ディフェンス面でも評価が高い選手として知られている。

キャリア通算の3ポイント成功率は35.3%とまずまずの精度を誇る[写真]=Getty Images

 キャリア14年を誇る33歳のアリーザは、サンズと1年1,500万ドルの高額契約を結び、新天地ではデビン・ブッカーディアンドレ・エイトンといった才能豊かな若手選手たちとプレーすることになる。ロケッツではジェームズ・ハーデンクリス・ポールをサポートしていたように、サンズでも主力選手たちをサポートしていくことだろう。

 ちなみに、アリーザのこれまでのキャリア最高年俸は14-15シーズンの約858万ドル。そのため、サンズと正式に契約締結となれば、自己最高の年俸を手にすることとなる。

 来季、アリーザがサンズをプレーオフ出場レベルまで引き上げることに貢献できれば、自身の評価はさらに高まるに違いない。

 一方、今季リーグベストの65勝を挙げたロケッツとしては、アリーザ離脱でスモールフォワードに大きな穴ができてしまった。どのような選手を獲得してカバーできるかにも注目だ。

ディフェンス面にも定評があるアリーザは、サンズでも重宝されることだろう[写真]=Getty Images

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