実績十分のベテランPGはレブロンと共にレイカーズを勝者へと導けるか?
7月3日(現地時間2日)、現地メディア『ESPN』をはじめとする複数の現地メディアは、ラジョン・ロンドがロサンゼルス・レイカーズとの契約に合意したと報じた。
今夏制限なしフリーエージェント(FA)となっていたロンドは、1年900万ドルの契約を結び、レイカーズの一員になるという。
キャリア12年を誇る32歳のベテラン、ロンドはボストン・セルティックス在籍時の2008年に優勝、10年にはファイナル出場経験を誇るポイントガード(PG)。これまでアシスト王に3度、スティール王に1度輝いただけでなく、オールスター選出4度、オールディフェンシブチーム選出4度(ファーストチームは2度)、オールNBAサードチームにも1度選出された実績を持つ。
ニューオリンズ・ペリカンズでプレーした今季は、平均26.2分8.3得点4.0リバウンド8.2アシスト1.1スティールを記録。アシストとターンオーバーの比率(A/TO)ではリーグ6位の3.53を残した。プレーオフでは平均33.6分10.3得点7.6リバウンド12.2アシスト(リーグトップ)1.4スティールをマークし、カンファレンス・セミファイナル進出に大きく貢献した。
セルティックス在籍時にファイナルで2度戦ったレイカーズでプレーすることとなったロンドは、来季はスターターとして起用されることになるという。同じく新加入のレブロン・ジェームズとはプレーオフで何度も戦ってきた間柄だが、一緒にプレーすることに関しては問題ないだろう。互いの実力を認め合う仲として、共にチームを強くしていくことが見込める。
ロンドにはリーダーシップがあり、プレーメイクできる能力が十二分にある。ロンドの控えとして2年目を迎えるロンゾ・ボールにも、好影響を与えることだろう。また、レブロンとしても、これまでのチームでロンドのような本格派PGとはプレーしてきたことがないと言っていいだけに、十分な休養を得ることができそうだ。
ランス・スティーブンソン、ジャベール・マギーにロンドと、個性派ぞろいとなったレイカーズ。絶対的な柱レブロンを軸に、今後どのようなチームになっていくのか。来季、最も注目したいチームの1つになったことは間違いない。