リーグ有数のシャープシューター、JJ・レディックがシクサーズと再契約へ

今季自己最高の平均17.1得点を挙げたレディックはシクサーズ残留[写真]=Getty Images

キャリア平均41.5パーセントの高確率を誇るベテラン3ポイントシューター

 7月3日(現地時間2日)、『ESPN』をはじめとする現地メディアは、フィラデルフィア・セブンティシクサーズがベテランのJJ・レディックとの再契約にこぎつけたと報じた。

 『ESPN』によると、キャリア12年を誇る34歳のレディックは、シクサーズと1年1,200~1,300万ドルで再契約を結び、残留することになるという。

 昨夏にシクサーズと1年2,300万ドルで契約したレディックは、今季先発シューティングガードとして70試合すべてに先発出場。平均30.2分のプレータイムでキャリアハイの平均17.1得点に加え、2.5リバウンド3.0アシストを記録。得意の3ポイントシュートでも成功率42.0パーセントを残し、平均成功数(2.8本)ではキャリアベストを更新。

 2012年以来、初となるシクサーズのプレーオフ進出に貢献し、ベテランとしてリーダーシップを発揮。今年のプレーオフではレギュラーシーズンを上回る平均18.2得点を挙げ、カンファレンス・セミファイナルまで進出したチームを大きく後押しした。

 今夏、シーズン終盤に加入してプレーオフでも存在感を見せたアーサン・イリヤソバ(ミルウォーキー・バックスとの契約に合意)とマルコ・ベリネリ(サンアントニオ・スパーズとの契約に合意)を流出していたシクサーズだったが、貴重なシューターの確保には成功した。

 ベン・シモンズジョエル・エンビードという2大巨頭を擁するシクサーズにおいて、アウトサイドから高確率でリングを射抜くことができるレディックの存在は欠かせないだけに、大きな戦力ダウンを防ぐことができたと言えるだろう。

 レディックには、キャリア平均41.5パーセントという高精度を誇る3ポイントシュートを武器に、来季もシクサーズの主軸として活躍することが期待される。

キャリア13年目の来季も、レディックは自慢の長距離砲をさく裂するはず[写真]=Getty Images

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