昨季自己最高の成績を残した抜群のシュート力を誇る27歳
7月3日(現地時間2日)、『The Oregonian』をはじめとする複数の現地メディアは、セス・カリーがポートランド・トレイルブレイザーズとの2年契約に合意したと報じた。
『ESPN』によると、今夏制限なしフリーエージェント(FA)となっていたセスの契約は、来季の年俸が275万ドル、2年目は金額が不明ながら、プレーヤーオプションが付くことになるという。
ゴールデンステート・ウォリアーズで2度のシーズンMVPに輝いたステフィンを兄に持つセスは、ダラス・マーベリックスに所属した今季を左足負傷により全休している。それでも、昨季はマブスの一員として70試合(うち先発は42試合)に出場し、平均29.0分12.8得点2.6リバウンド2.7アシスト1.1スティールと自己最高の成績を残した。
ショットの正確性にも定評があり、昨季はフィールドゴール成功率48.1パーセント、3ポイントシュート成功率42.5パーセント、フリースロー成功率85.0パーセントを挙げており、平均2.0本の3ポイントシュートを決めてみせた。
188センチ83キロのセスはキャリア4年目を終えた27歳。新天地のブレイザーズは、今季オールNBAファーストチームに選出されたデイミアン・リラード、直近3シーズン連続で平均20得点以上を挙げているCJ・マッカラムがバックコートに君臨していることから、セスはベンチスタートが濃厚だが、控えの得点源としては申し分ないシュート力を持っている。
身体能力に頼るのではなく、持ち前のシュート力と独特の間を駆使して得点を挙げていくセスならば、ブレイザーズでも存在感を示すことができるに違いない。