ヒートのハッサン・ホワイトサイドがチーム側と長時間のミーティングを行ったと告白

「NBAアフリカゲーム」を前に、記者からの質問に答えたホワイトサイド[写真]=Getty Images

昨季悩まされたコンディションを取り戻し、万全の状態で今季に臨む

 8月3日(現地時間2日)、マイアミ・ヒートのセンター、ハッサン・ホワイトサイドが今週末に行われる「NBAアフリカゲーム」のカンファレンス・コールに登場し、先月チーム側と行ったミーティングについて明かした。

 ホワイトサイドは、ヒートのバスケットボール運営部門代表のパット・ライリー、エリック・スポールストラHCとのミーティングについて「すばらしい話ができた」と語っている。

 「(ミーティングしたことで)僕は両サイドを信じようと思った。だいたい4時間くらいかな、とても重要なことだったよ。人生についても話し合ったんだ。2時間がバスケットボールで、残りの2時間が人生についてのものだった。いいミーティングができたよ」。

 昨季のヒートはイースタン・カンファレンス6位(44勝38敗)でプレーオフに進出。1回戦で第3シード(52勝30敗)のフィラデルフィア・セブンティシクサーズと激突したのだが、1勝4敗で敗れてしまい、シーズンを終えた。

プレーオフではシリーズ第3戦から復帰したエンビード(右)に圧倒されたホワイトサイド(左)[写真]=Getty Images

 ホワイトサイドはシリーズ全5試合で先発センターに名を連ねたものの、平均出場時間はわずか15.4分。主要成績も5.2得点6.0リバウンド1.2ブロックに終わり、精彩を欠いた。

 昨季のホワイトサイドはケガのため28試合を欠場。自らをリーグ屈指のリム・プロテクターと評するセンターは、自身に対する起用法でチーム側に対して不満をあらわにしていたのである。

 そのため、シーズン終了後にはトレード候補というウワサが広がり、ヒートがホワイトサイドのトレード相手を探している、といった報道も流れていた。

 ライリーはプレーオフ敗退後、ホワイトサイドについて「彼はまだプレーオフで戦う準備ができていなかった。すばらしいシェイプではなかったんだ」と口にしている。さらに先週、ライリーはヒートが積極的にホワイトサイドのトレードを他チームにもちかけていたことを否定し、「彼にはやるべきことが多くある」というコメントを残している。

ホワイトサイドには本来のキレを取り戻してほしいというのがフロントの願いだろう[写真]=Getty Images

 ホワイトサイドとチーム側の共通認識として、今季に向けてもっとも重要なのは、このビッグマンが健康を取り戻すことだったようだ。

 そして8月2日(同1日)、ホワイトサイドは自身のコンディションについて「完全に回復した。すばらしい状態だ。これまでどおりの状態に戻ることができたと思ってる」と宣言。

 今季はヒートの先発センターとして、昨季以上の活躍が期待できそうだ。

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