ドウェイン・ウェイドがヒートと1年契約を結び、今シーズンを最後に現役引退か?

ヒートと再契約を結ぶだろうと報じられたウェイド[写真]=Getty Images

今季がウェイドのラストシーズンとなってしまうのか?

 8月15日(現地時間14日)、『Sports Radio 610』でヒューストン・ロケッツのリポーターを務めるアダム・スポレーン氏が、自身のツイッターでフリーエージェント(FA)のベテラン、ドウェイン・ウェイドの去就について発言した。

 アダム氏が得たソースによると、「ウェイドはマイアミ・ヒートと1年契約を結び、今季終了後に現役を引退することになるだろう」とのこと。

 昨季でキャリア15シーズン目を終えたウェイドは、昨季途中に「現役を続けるかどうか迷っている」と発言して話題を集めていた。そんなウェイドに対し、今オフには中国リーグの浙江ゴールデンブルズから3年2,500万ドルのオファーを提示されるなど、ヒート残留か海外リーグへの移籍で揺れていた。

 とはいえ、今季のヒートはすでにサラリーキャップを超過しており、現時点における総年俸では約1億5,214万ドルでリーグトップ(参照元はHoopsHype)。そのため、初優勝(2006年)の立て役者であるウェイドに対し、ヒートは高額年俸を支払うことができない。

キャリア3年目だったウェイドは、06年にヒートを初優勝へと導き、自らはファイナルMVPを手にした[写真]=Getty Images

 そのため、もしウェイドがヒートへ戻るとなると、ベテラン最低年俸(約240万ドル)か、タックスペイヤー例外条項(約530万ドル)といった契約となってしまう。それでも、ウェイドは「NBAに戻るなら、ヒートしか考えられない」と語っており、再契約を結ぶ可能性は十分ありそうだ。

 ただし、もしアダム氏のソースのとおり、今季限りでウェイドが現役を引退してしまうとなれば、ファンや選手たちにとってはあまりにも惜しいというのが正直な思いだろう。

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