長年共にプレーしてきたパーカーやグリーンの移籍がどう影響するか?
先月41歳を迎えた大ベテラン、マヌ・ジノビリ(サンアントニオ・スパーズ)が、今季プレーするかどうかを、来週には公表することになるという。
現地メディア『SAN ANTONIO EXPRESS-NEWS』によると、ジノビリの兄セポ(本名はセバスチャン)が先日行ったバスケットボールクリニックの中で、「来週には(今季プレーするかどうかの)ニュースが届くと思うよ」と語っていたようだ。
今季で17シーズン目を迎えるジノビリは、現在スパーズの契約下にあり、今季プレーすれば250万ドルの年俸を受け取ることとなる。ただし、今季終了後に契約満了となるため、その後の去就は不透明となっている。
今夏のスパーズは、昨季まで17シーズンも在籍していたトニー・パーカー(フリーエージェント)がシャーロット・ホーネッツと契約、トレードでここ数年チームの主軸を務めていたカワイ・レナードとダニー・グリーンがトロント・ラプターズへ移籍するなど、主にバックコート陣が大幅に変更。
特にジノビリがルーキー時代から共にプレーしてきたパーカーの移籍は、自身の去就にどのような影響を与えるか、気になるところだ。
41歳のジノビリに毎試合エース級の活躍を期待するのは非現実的ではあるものの、新加入のデマー・デローザンを筆頭にパティ・ミルズ、デジャンテ・マレーやブリン・フォーブス、デリック・ホワイトといった選手たちを成長させるためには不可欠な存在と言っていい。
もし仮に昨季残したスタッツ(平均8.9得点2.2リバウンド2.5アシスト)がダウンしようとも、経験豊富なジノビリがスパーズにもたらすものは大きいだけに、今季もプレーしてほしい、というのがチーム、そして世界中のファンが抱いている想いだろう。