来夏もオールスター級の選手を獲得できるキャップスペースを残すレイカーズ
今夏、キャップスペースに余裕を作り、満を持してフリーエージェント(FA)市場に乗り出したロサンゼルス・レイカーズ。
そこで最大のターゲットであるレブロン・ジェームズを獲得し、着々と戦力増強を図っている。レイカーズはラジョン・ロンド、ランス・スティーブンソン、ジャベール・マギー、マイケル・ビーズリーもロースターに加え、今季は2013年を最後に遠ざかっていたプレーオフ進出を目指すこととなる。
もっとも、レブロンを除く4選手の契約は今季限り。今夏再契約したケンテイビアス・コールドウェル・ポープとの契約も1年のため、来夏にはオールスター級の大物FA選手を獲得できるキャップスペースを持っている。
レイカーズのバスケットボール運営部門代表を務めるアービン“マジック”ジョンソン(元レイカーズ)はチームのFA獲得プランは今夏で終わるのではなく、来夏までの2年間と口にしていたこともあり、来夏に大物FAの獲得を狙うことが濃厚だ。
では、来夏にFAになる大物選手は誰なのか。
制限なしFAで見ていくと、クレイ・トンプソンとデマーカス・カズンズ(共にゴールデンステート・ウォリアーズ)、ケンバ・ウォーカー(シャーロット・ホーネッツ)がその筆頭として挙げられる。
さらにプレーヤーオプションを破棄することとなれば、数多くの大物選手がリストに入ってくる。ケビン・デュラント(ウォリアーズ)、カワイ・レナード(トロント・ラプターズ)、カイリー・アービング(ボストン・セルティックス)、ジミー・バトラー(ミネソタ・ティンバーウルブズ)がおり、制限付きFAではカール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ)やクリスタプス・ポルジンギス(ニューヨーク・ニックス)といった若きオールスタービッグマンがいる。
攻防兼備のバトラーは来夏FAになることがほぼ確実視されるオールスター選手
そんな中、現地メディア『BLEACHER REPORT』は、8月25日(現地時間24日)に掲載された記事で、レイカーズがターゲットとする選手としてバトラーの名前を挙げた。
今夏、ウルブズからの高額延長契約を拒否したバトラーは、来夏にプレーヤーオプションを破棄して制限なしFAになることがほぼ確実。同メディアは、バトラーと親しい関係者が来夏にレイカーズ入りするアイデアがあると語っていたという。
昨季まで4年連続でオールスターに選出されているバトラーは、昨季までのキャリア7シーズンでオールNBAチームに2度、オールディフェンシブチームには4度選ばれており、15年には最優秀躍進選手賞(MIP)に輝いた実績を持つ攻防兼備の選手。
バトラーには仲の良い友人であるカイリーと共に来夏ニックスへ移籍するというウワサもあるが、レイカーズ入りするという選択肢も興味深い。まだ1年あるものの、バトラーの動向にも注目していきたい。