過去2シーズン、ホークスで空席だった15番はカーターお気に入りの背番号
今夏、キャリア21シーズン目をアトランタ・ホークスでプレーすることとなったビンス・カーター。41歳の現役最年長は、ホークスで15番のジャージーを着用することが発表された。
キャリア序盤をプレーしたトロント・ラプターズをはじめ、カーターはほとんどのチームで15番を着用してきた。その理由の1つとして以前カーターが語っていたのは、「15番をそれぞれ1と5に分けてローマ数字にすると、“ⅠとⅤ”となる。これを逆にして“ⅤとⅠ”にすると、ファーストネーム(VINCE)の最初の2文字になるんだ」というもの。
先日、カーメロ・アンソニー(現ヒューストン・ロケッツ)がホークスへトレードされて、プレーすることなくバイアウトになったのだが、SNSで「背番号15のジャージーが欲しい」とアピールすると、ホークス側が粋な対応でカーメロ仕様のジャージーを制作し、本人へ送っていた。
ただ、カーメロのエピソードがあろうとなかろうと、カーターはホークスで背番号15をチョイスしていたに違いない。
そんな中、カーターの15番着用を知り、喜んでいた選手がいる。ボストン・セルティックスのオールスターセンター、アル・ホーフォードだ。
2007年ドラフト1巡目3位でホークスに指名されたホーフォードは、2015-16シーズンまでの9年間、ホークスで背番号15を着用。実は16年夏にホーフォードがホークス退団後のここ2シーズン、ホークスで背番号15を着用した選手が皆無だった。
8月27日(現地時間26日)、ホーフォードは現地メディア『The Atlanta Journal-Constitution』の取材で、この件についてこう語っていた。
「ビンスは僕が尊敬している選手の1人。彼が背番号15を着用してくれて本当にうれしい!」。
ちなみに、セルティックス加入後のホーフォードは、フロリダ大に着用していた背番号42へと変更している。セルティックスの背番号15は、8度の優勝を誇るレジェンド、トム・ハインソーン(元セルティックス)が着用し、永久欠番になっているからである。