「コートに戻ってプレーすることが楽しみ」と今季を待ち望む昨季の新人王
8月29日(現地時間28日)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズでキャリア1年目を終えたベン・シモンズがチームの公式ウェブサイト内で昨季を振り返った。
「昨季、僕は自分が本当に得意としていることをしようとトライした。チームメートの仕事を容易にし、彼らを1つのチームとしてうまくまとめること。そしてリムへと向かっていった。プレーメイキングについてもね」。
208センチの超大型ポイントガードであるシモンズは、シクサーズのコンダクターとして平均15.8得点8.1リバウンド8.2アシスト1.7スティールをマークし、新人王に輝いた。キャリア2年目となる今季は、オールスター選出、そしてMVP候補となるべく成長を続けていくに違いない。
トレーニングキャンプを約1か月後に控えたシモンズは、現在の心境をこう語っている。
「NBAでプレーして1年。個人的に思うのは、僕は(このチームに)もっと多くのことをもたらすことがあるということ。フィジカル面も含めて、僕は多くの面で成熟していると思ってる。だからコートに戻ってプレーできることが本当に楽しみだよ」。
イースタン・カンファレンス上位争いをすることが期待されている今季のシクサーズ。シモンズは先日、「昨季のプレーオフで敗れたボストン(・セルティックス)を打ち負かしたい。そしてカンファレンス・ファイナルを勝ち抜き、ファイナルへと進みたい」と語っていた。
シクサーズにはシモンズをはじめ、ジョエル・エンビードやマーケル・フルツ、ダリオ・シャリッチといった成長が期待できる若手を多く抱えているため、彼らが1ランク上の選手へと進化を遂げることで、昨季(52勝)を上回る勝ち星を記録する可能性は十二分にある。
なかでも2年目を迎えるシモンズが、コート上でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。規格外のサイズを誇る司令塔が魅せるプレーの数々を、大いに楽しもうではないか。